やさしいAIプログラミング入門
Pythonで学ぶAIの仕組みと応用
著者 | 日向 俊二 |
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判型 | B5変型、192頁 |
ISBN | 978-4-87783-553-8 |
価格 | 本体2,400円 |
発行日 | 2024年8月10日(初版 第1刷発行) |
備考 | 付録:学習に使えるサンプルファイル |
本書について
AIでは一般に膨大なデータを複雑なアルゴリズムを多数使って目的を達成しようとします。そのためには、AIで処理できるようにデータを加工したうえで、難解な数式を理解してモデルを構築する必要があります。そのためのそれぞれの領域はとても深いので、それらをすべてゼロから自分一人で行うことは不可能です。しかし、多くの研究開発者が作り上げてきた既存のライブラリを活用することで、プログラマはAIを容易に活用することができます。
本書の前半では、複雑なデータ処理を簡略化し、プログラムとして実装するために必要な最小限のコードでAIの仕組みを説明します。いいかえると、あくまでもAIについてざっくりと、とはいえ、できるだけ具体的に理解することを目標として、可能な限り単純化して重要な点に焦点を当てます。
本書の後半では、便利で使いやすい既存のAIライブラリを活用する方法を示します。
本書ではこれらの説明にプログラミング言語としてPythonと、Pythonから利用できるさまざまなライブラリを使います。そのため、本書に記載した範囲でPythonやライブラリの使い方に関連することがらをひと通り説明します。ですから、Pythonになじみがない場合でも本書の内容を理解してプログラムを実行してみることができますが、Pythonについてより多くの知識があるとさらに理解しやすいでしょう。
AIの用語、概念、そしてそこで使われる数式やプログラムコードの深い理解は難しいうえにその範囲は広範なので、AIの専門書をひもとくのは大きなチャレンジになるでしょう。しかし、本書で基本的な言葉や概念、プログラムでの扱い方を理解することで、広大なAIの世界への道が開かれるでしょう。
目次
- 第1章 AIの概要
- 1.1 AIとは
- 1.2 IPO
- 1.3 機械学習
- 第2章 Pythonの基礎
- 2.1 Pythonとの対話
- 2.2 スクリプトファイル
- 2.3 Pythonの主なシンタックス
- 2.4 モジュールの利用
- 第3章 AIのデータ
- 3.1 情報とデータ
- 3.2 プログラムの中のデータ
- 3.3 データの可視化
- 3.4 データの基本的な値
- 3.5 データの生成
- 第4章 AIのしくみ
- 4.1 予測
- 4.2 単回帰
- 4.3 重回帰
- 4.4 AIの仕組み
- 第5章 Streamlit
- 5.1 streamlitの基礎
- 5.2 streamlitのウィジェット
- 第6章 予測
- 6.1 単回帰分析アプリ
- 6.2 重回帰分析アプリ
- 第7章 画像認識
- 7.1 画像認識の流れ
- 7.2 画像認識Webアプリ
- 第8章 自然言語認識
- 8.1 テキストの操作
- 8.2 自然言語認識アプリ
- 付録
- 付録A コマンド
- 付録B トラブル対策
- 付録C 練習問題解答例
- 付録D 参考リソース