Pythonで学ぶやさしい数学
Pythonプログラミングに役立つ数学の基礎がわかる
著者 | 日向 俊二 |
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判型 | B5変型、232頁 |
ISBN | 978-4-87783-543-9 |
価格 | 本体2,600円 |
発行日 | 2023年8月10日(初版 第1刷発行) |
備考 | ダウンロードサービス:学習に使えるサンプルファイル |
本書について
コンピューターは数を扱うマシンです。文字や画像・映像でさえも、数値として扱います。そのため、コンピューターのプログラミングは、数と関連が深いだけでなく、数学の概念をさまざまなところで利用しています。
本書では、Pythonというプログラミング言語を使って数学に関連するプログラミングについてやさしく解説します。主な説明の後には、やさしく解ける問題と、その解答と解説を示すので、知識を確実に身に着けることができます。
また、本書では、単に問題を解決する方法を示すだけでなく、数式の意味や実社会との関係などについても可能な限り具体的に説明することにも焦点を当てるので、いままでわからなかったことや、意味も分からないまま使っていた式などについて、より深く知ることができるでしょう。
最近特に脚光を浴びているAIの主要な構成要素である、自然言語処理、エキスパートシステム、画像認識、そして機械学習などには、数学そのものや数学の概念が使われています。本書を通して学習することでそれらの基礎となる数学的な考え方と、数学とAIプログラムとの関係も垣間見ることができます。
目次
- 第1章 はじめてのPython
- 1.1 Pythonとの対話
- 1.2 スクリプトファイル
- 1.3 実行方法の比較
- 第2章 数と文字列
- 2.1 整数
- 2.2 実数と複素数
- 2.3 文字列と数
- 2.4 数の2進数表現
- 2.5 リストとタプル
- 第3章 基本的な計算
- 3.1 四則計算
- 3.2 ビットの演算
- 3.3 値の比較
- 3.4 数値計算上の問題
- 第4章 文字式と方程式
- 4.1 文字式
- 4.2 式の操作
- 4.3 方程式
- 4.4 連立方程式
- 第5章 関数の基礎
- 5.1 数学とPythonの関数
- 5.2 関数のグラフ
- 5.3 組み込み関数
- 5.4 外部モジュール
- 第6章 基本的な関数
- 6.1 一次関数
- 6.2 二次関数
- 6.3 高次関数
- 第7章 三角関数
- 7.1 基礎知識
- 7.2 三角関数
- 7.3 三角関数のグラフ
- 第8章 空間と位置
- 8.1 位置と座標
- 8.2 二点間の距離
- 8.3 ベクトル
- 第9章 数列と行列
- 9.1 数列
- 9.2 行列
- 9.3 ベクトルと行列の利用
- 第10章 微分と積分
- 10.1 微分
- 10.2 積分
- 第11章 集合、確率、統計
- 11.1 集合
- 11.2 確率
- 11.3 統計
- 第12章 AIへの導入
- 12.1 予測
- 12.2 AIと数学
- 付録A Pythonのインストールと環境設定
- 付録B トラブルシューティング
- 付録C 参考資料