Google Colaboratory で学ぶ 高校情報I・大学入試対策のための
中高生からのPythonプログラミング
著者 | 聖光学院中学校高等学校数学科・情報科教諭 名塩 隆史 |
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判型 | B5判、180頁 |
ISBN | 978-4-87783-539-2 |
価格 | 本体1,600円 |
発行日 | 2023年9月20日(初版 第1刷発行) |
備考 | ダウンロードサービス:学習に使えるサンプルファイル |
本書について
本書は、pythonでのプログラミングの基礎を学びたい中高生に向けて、高校情報Iの演習用として、並びに大学入学共通テストに対応するための思考力を身につけるために書き下ろした教材をまとめたものです。特にif文、for文、while文、配列、関数の定義を用いる、コード作成の基本型となる問題を多数用意し、勤務校での定期試験問題も掲載しています。これらは主に小学校の算数+αレベルのものを題材にしています。さらに高校数学の統計、数値の近似値計算、グラフの描画や点の移動のアニメーション、ゲームの作成など最低限の文法で可能な応用例についても紹介しています。
また本書は、過去3年間の中学生向けの入門講座、及び高校1年生対象の情報Iの授業用に作成した教材であり、7〜10時間程度の短い時間で一通りの基本事項が触れられるように配慮しています。演習問題は、生徒が苦手意識を持つポイントを反映させ、さらにその先のアルゴリズムや画像処理、ロボット制作などの内容につながることを意識して、順次用意してきたもので構成されています。
本文中のコード,例題・演習問題のコードについては,すべてサポートサイトにファイルを用意していますので,ご活用いただけます。
目次
- 第1章 基本の文法
- 0 Google Colaboratoryの環境とコードのコピー
- 1 四則演算
- 2 データの型
- 3 変数と代入
- 4 配列(リストとタプル)
- 5 文字と文字列
- 6 組み込み関数
- 7 比較演算子と論理演算子
第2章 制御構文(if文,for文,while文)
- 8 条件分岐(if文)
- 9 繰り返し(for文)
- 10 if文とfor文の複合文
- 11 繰り返し(while文)
- 12 基本の確認問題1
- 第3章 関数の定義と2次元配列
- 13 関数の定義
- 14 基本の確認問題2
- 15 2次元配列
- 16 再帰
- 第4章 種々の応用
- 17 基本の統計量
- 18 探索とソートのアルゴリズム
- 19 数値の近似値計算
- 20 グラフの描画法と乱数の利用・各種シミュレーション
- 21 ゲームの作成
- 付録
- 演習問題の解答例
- 参考文献・この次の勉強を目指す人へ
正誤表
[2024-11-18更新]本書の内容に一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
128ページ下から2行目、誤「ウ:x+v*h
」→ 正「ウ:x-v*h
」。