C#ミックスドプログラミング
著者 | 北山 洋幸 |
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判型 | B5変型、192頁 |
ISBN | 978-4-87783-506-4 |
価格 | 本体2,800円 |
発行日 | 2021年5月20日(初版 第1刷発行) |
備考 | ダウンロードサービス:学習に使えるサンプルファイル |
本書について
本書は、C#で開発したプログラムとCやC++言語などで開発したプログラムを協調させて動作させる方法を解説した書籍です。C#やC++言語の入門レベルを終えた方々やソフトウェア開発に長く従事してきた方々を対象とします。
C#は、CやC++に比較して、簡単なコードで効率の良いプログラムを記述できます。新しいシステムやプロジェクトをゼロから開発する場合であれば、C#のみで開発するのは良い選択でしょう。しかし、システムが複雑で過去の資産に頼らざるをえない場合やオープンソースなどと連携させたい場合など、C#のみで完結できないことはよくあります。本書は、そのようなときに必要となるマネージドコードとアンマネージドコードを連携させることを主に解説します。
目次
- 第1章 はじめての連携
- 1.1 DLLの開発
- 1.2 呼び出し側の開発
- 1.3 アンマネージド呼び出しの概要
- 1.4 .NET Frameworkと.NET Core
- 第2章 ソリューションにまとめる
- 2.1 ソリューションにまとめる
- 第3章 ビット数の混在
- 3.1 ビット数の混在
- 3.2 プラットフォーム
- 3.3 64ビット環境で32ビットプロセス
- 3.4 64ビット環境で64ビットプロセス
- 第4章 データ型
- 4.1 マネージドとアンマネージドのデータ型
- 4.2 マネージドとアンマネージドのデータサイズ
- 4.3 データモデル
- 4.4 データサイズの比較
- 第5章 数値型をマネージドからアンマネージドへ渡す
- 5.1 Byte型とChar型
- 5.2 整数型
- 5.3 浮動小数点型
- 第6章 配列の受け渡し
- 6.1 配列の受け渡し
- 6.2 バッファ受け渡しの実例
- 6.3 参照渡しと配列のリサイズ
- 第7章 構造体の受け渡し
- 7.1 構造体の受け渡し
- 7.2 構造体ポインターを含む構造体の受け渡し
- 7.3 構造体を含む構造体の受け渡し
- 7.4 配列を含む構造体の受け渡し
- 第8章 文字列の受け渡し
- 8.1 文字列の受け渡し
- 第9章 アンマネージドからマネージド
- 9.1 アンマネージドからマネージドの変数をアクセス
- 9.2 アンマネージドからマネージドを利用
- 9.3 定義済みデリゲートで書き直し
- 第10章 DLLのメソッド名など
- 10.1 DLLのメソッド名を変更
- 10.2 .DEFファイルを使ったエクスポート
- 第11章 GUIを持つ例
- 11.1 呼び出し側をWPFで開発
- 11.2 呼び出し側をWindowsフォームで開発
- 第12章 WindowsAPIの呼び出し
- 12.1 WindowsAPIの呼び出し
- 第13章 DllMain
- 13.1 DllMainについて
- 13.2 DLLの説明
- 13.3 呼び出し側の説明
- 第14章 メモリー共有
- 14.1 DLLを使って通信
- 14.2 プロセス間のメモリー共有概論
- 14.3 DLLの説明
- 14.4 呼び出し側Aの説明
- 14.5 呼び出し側Bの説明
- 第15章 応用
- 15.1 OpenCLのプラットフォーム数を表示
- 15.2 OpenCLのプロフィールを表示
- 15.3 OpenCLで配列の乗算
- 15.4 OpenCV