C++/CLI & OpenCV 画像処理GUIプログラミング
[第2版]
リッチなユーザーインターフェースを持つ画像処理プログラムの実現
著者 | 北山 洋幸 |
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判型 | B5変型、384頁 |
ISBN | 978-4-87783-483-8 |
価格 | 本体3,600円 |
発行日 | 2013年4月10日(初版 第1刷発行) 2019年12月10日(第2版 第1刷発行) |
備考 | ダウンロードサービス:学習に使えるサンプルファイル |
本書について
OpenCVを用いると、20行程度のコードを記述するだけで簡単な画像処理プログラムを開発できます。しかしながら、OpenCVは、ユーザーインターフェース用の関数については最低限のものしか備えていません。このため、せっかく高度な画像処理ができても、ユーザーインターフェースや見栄えは陳腐なものになりがちです。
そこで本書は、C++/CLIを使用することによって、リッチなUIと高度な画像処理を融合させることに挑戦してみました。このような方法を採用すると、高度な画像処理と使いやすいユーザーインターフェース、そして素晴らしいGUIをもつアプリケーションを開発できます。
[2020-5-19] 本文中に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
目次
- 第1章 はじめてのプログラム
- 1.1 C++言語で開発
- 1.2 C++/CLIでフォームアプリケーション開発
- 1.3 C++/CLIでWindowsフォームアプリケーションとOpenCV
- 1.4 テンプレートを使う
- 第2章 アフィン変換
- 2.1 フリップ
- 2.2 リサイズ
- 2.3 回転
- 2.4 透視投影
- 第3章 グラフィックス
- 3.1 画像の上に円を描く
- 3.2 画像の上に線を描く
- 3.3 画像の上に四角形を描く
- 3.4 画像の上に楕円や円弧を描く
- 3.5 画像の上に文字を描く
- 第4章 色の処理
- 4.1 グレイスケール
- 4.2 輝度平滑化
- 4.3 閾値処理(スレッショルド処理)
- 第5章 フィルタ処理
- 5.1 フィルタ処理
- 第6章 オブジェクトの処理
- 6.1 コーナー検出とノイズ除去
- 6.2 オブジェクト除去
- 6.3 複数個所のオブジェクト除去
- 6.4 オブジェクト検出
- 6.5 透視投影
- 6.6 透視投影(マウスで頂点を指定)
- 6.7 透視投影(ズームに対応)
- 6.8 オブジェクトのサイズ変更(自動認識)
- 6.9 マウスでオブジェクトを指定しサイズ変更
- 6.10 オブジェクト交換
- 第7章 応用
- 7.1 特徴点検出
- 7.2 パノラマ
- 7.3 DFT
- 7.4 DFTとIDFT
- 7.5 マウスでDFTの成分表示
- 7.6 マウスで指定した帯域を阻止
- 7.7 マウスで指定した帯域を通過
- 第8章 動画処理
- 8.1 カメラ表示
- 8.2 動画ファイル表示
- 8.3 キャプチャー
- 8.4 動画にフィルタ処理
- 8.5 動画のオブジェクト検出
- 8.6 動画のオブジェクトサイズ変更
- 付 録
- 付録A Visual Studioのインストール
- 付録B OpenCVのインストール
- 付録C 環境の設定
- 付録D CMakeのインストール
- 付録E OpenCVをビルド