Python活用ハンドブック
著者 | 日向 俊二 |
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判型 | A5判、296頁 |
ISBN | 978-4-87783-472-2 |
価格 | 本体2,400円 |
発行日 | 2020年1月10日(初版 第1刷) |
備考 | ダウンロードサービス:学習に使えるサンプルファイル |
本書について
Pythonは単純なプログラムから高度な目的にまで活用できる優れたプログラミング言語です。
Pythonには、基本的な機能を提供する一連の関数が組み込まれていることに加えて、さまざまな機能を提供するモジュールと呼ばれるプログラミングのパーツが提供されているので、それを利用することで高度なことを容易に実現することができます。
本書では目的別にPythonを活用するための組み込み関数やモジュールとその使い方の例を示します。たとえば、集計・統計に関する演算を行う方法や、MicrosoftのオフィスドキュメントをPythonのプログラムで読み込んで利用する方法から、サウンドの鳴らし方まで、広範囲のテクニックを取り上げます。
本書で扱うのは比較的頻繁に使われる重要なテクニックです。基本的なモジュールとして公式ドキュメントの「Python 標準ライブラリ」に掲載されているモジュールだけでなく、組み込み関数と、別に提供されていて便利に使えるモジュールもいくつか取り上げますが、当然ながらあらゆるモジュールをカバーしているわけではありません。また、開発ツールやフレームワークに関することは扱いません。
本書は、必要に応じてやりたいことが書かれている項目を読んでも構いませんし、Pythonの入門書などでPythonの最も基本的なことを学習した後で本書全体を通読してPythonの使い方を整理したり、Pythonでできることを把握するのにも役立ちます。さらには、本書で関数とモジュールの使い方を理解すれば、本書で取り上げていないモジュールの使い方を理解することに大いに役立つでしょう。
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目次
- 第1章 Pythonの文法
- 1.1 キーワード
- 1.2 行・空白・インデント
- 1.3 数
- 1.4 組み込み定数
- 1.5 組み込み関数
- 1.6 その他の要素
- 第2章 数と集計、統計
- 2.1 数値演算
- 2.2 平均値と中央値
- 2.3 分散と標準偏差
- 2.4 乱数
- 2.5 日付と時間
- 第3章 データの操作
- 3.1 並べ替え
- 3.2 検索
- 3.3 暗号
- 第4章 入出力
- 4.1 標準デバイスへの入出力
- 4.2 テキストファイル入出力
- 4.3 バイナリファイル入出力
- 4.4 CSVファイル入出力
- 4.5 オブジェクト入出力
- 第5章 文字と文字列
- 5.1 文字の変換
- 5.2 文字コードの変換
- 第6章 システム
- 6.1 コマンドライン引数
- 6.2 システム情報
- 6.3 スリープ
- 6.4 プログラムの停止
- 6.5 実行環境
- 第7章 GUIプログラミング
- 7.1 GUIプログラミングの考え方
- 7.2 ダイアログベースのアプリ
- 7.3 ゲームウィンドウの作成
- 7.4 マウス
- 第8章 グラフィックス
- 8.1 図形の描画
- 8.2 イメージの表示
- 第9章 グラフ
- 9.1 グラフの描画
- 第10章 マルチメディア
- 10.1 ビープ音
- 10.2 サウンド
- 10.3 ビデオ
- 第11章 オフィスドキュメントの操作
- 11.1 wordのドキュメント
- 11.2 Excelファイル
- 第12章 HTML/XMLの操作
- 12.1 HTMLのドキュメント
- 12.2 XMLドキュメント
- 第13章 バーコード
- 13.1 バーコードのデコード
- 13.2 バーコードの作成
- 付録
- 付録A Pythonの使い方
- 付録B トラブルシューティング
- 付録C 参考リソース