.NET CoreによるRaspberry Piプログラミング
絶版 | |
著者 | 川口 直也 |
判型 | B5変型、244頁 |
ISBN | 978-4-87783-466-1 |
価格 | 本体2,800円 |
発行日 | 2019年 5月20日(初版第1刷) |
備考 | ダウンロードサービス:学習に使えるサンプルファイル |
本書について
本書は、.NET CoreでRaspberry Pi用のアプリケーションを開発するための解説書です。
.NET Coreは.NETのサブセットの開発・実行環境であり、ARM/Linux環境のような様々なプラットフォーム上で.NETアプリケーションを実行することができます。また、Raspberry Piは今や言わずと知れた世界的に有名な組み込み開発のプラットフォームです。
本書ではRaspberry Pi用のアプリケーションを開発するうえで必要な各種センサの 制御や、ネットワーク機能、RFIDリーダーの制御といった実践的なテクニックを 解説しています。
本書の執筆方針:
- 最小限の環境でRaspberry Piの開発を行う
- 開発言語は基本的にC#とする(ネイティブコードのラッパーを用意)
- GPIOやI2CといったI/Oインターフェースの制御について解説する
- RawソケットやioctlといったLinux固有のAPIを用いた開発を実践する
目次
- 第1章 初期設定
- 1.1 ホストマシンの設定
- 1.2 Raspberry Piの初期設定
- 1.3 Raspberry Piの起動後の設定
- 第2章 .NET Coreによるデバイス制御プログラミング
- 2.1 オンボードLEDの点灯
- 2.2 GPIOによるLEDの点灯
- 2.3 サーボモーター制御
- 2.4 DCモーター制御
- 2.5 ステッピングモーター制御
- 2.6 エンコーダ付きDCモーター
- 2.7 ソフトウェアPWM
- 2.8 タクトスイッチによる割込み制御
- 2.9 LCDキャラクタディスプレイ
- 2.10 RTC(リアルタイムクロック)
- 2.11 GPSによる位置情報の読み取り
- 第3章 ASP.NET CoreによるWebサービスプログラミング
- 3.1 Webサービスの開発環境の構築
- 3.2 ソリューションの作成
- 3.3 ピン情報クラスの実装
- 3.4 サービスクラスの実装
- 3.5 Webサービスクラスの実装
- 3.6 デバッグ実行時の設定
- 3.7 プロジェクトの実行
- 3.8 リモートホストからのアクセス
- 第4章 ネットワークプログラミング
- 4.1 レイヤ2フレームキャプチャ
- 第5章 他のマイコンボードとの連携
- 5.1 MicroBitとの連携
- 5.2 Arduinoとの連携
- 第6章 Arduino経由でのGroveデバイスの制御
- 6.1 arduino-cliの導入
- 6.2 Grove-4-Digit Display(TM1637)の制御
- 6.3 Grove - LED Barの制御
- 6.4 Grove温度センサ
- 第7章 USBデバイス
- 7.1 RFIDリーダー
- 7.2 Webカメラ
- 付録A dotnetコマンド
- A.1 dotnetコマンドのオプション(「dotnet --help」の出力結果を整形)
- A.2 特に重要なオプション
- 付録B Mono
- B.1 Monoについて
- B.2 Monoのインストール
- B.3 オンボードLED点灯プログラム(.NET Core)
- B.4 GPIO操作GUIツール(.NET Framework)
- 付録C Windows 10 IoT Core
- C.1 Windows 10 IoT Coreのインストール
- C.2 Windows 10 IoT Coreの操作
- C.3 プログラムの実行
- C.4 ハードウェアの制御