micro:bit×Groveで楽しむ電子工作
絶版 | |
著者 | 川口 直也 |
判型 | A5判、168頁 |
ISBN | 978-4-87783-393-0 |
価格 | 本体1,800円 |
発行日 | 2019年 10月20日(初版第1刷) |
備考 | ダウンロードサービス:学習に使えるサンプルファイル |
本書について
本書は、二千円程度で入手できるマイコンボードであるmicro:bitと、LEDやGPSといった様々なデバイスをケーブル1本で接続できる規格であるGroveを組み合わせた、簡単かつ安価に楽しめる電子工作について解説します。
本書が想定する読者層は、ごく簡単なJavaScriptの文法が理解できて、まだ電子工作に馴染みのない方々です。例えば、小中学校の授業でプログラミングを習ったけれども、まだマイコンボードを触ったことがないような子供達や、仕事でExcelマクロを触るけれども電子工作とは縁がないような方々です。もちろん、micro:bitのヘビーユーザーの方でGroveを扱いたいという方も大歓迎です。
本書を読むことにより、マイコンボードの基本的な立ち位置が理解でき、また配線作業を除いた電子工作の入り口部分に立つことができます。また、すでにmicro:bitを活用している方にとってもGroveを活用することにより、電子工作に伴う煩わしい配線作業から解放され、簡単には外れないGroveの端子によって、例えば半田付けをせずに動きや振動を伴う工作物を実装することができます。
目次
- 第1章 はじめに
- 1.1 本書のねらい
- 1.2 micro:bitとは
- 1.3 Groveとは
- 1.4 本書の流れ
- 1.5 想定する動作環境
- 1.6 本書で取り扱うデバイス
- 第2章 環境構築
- 2.1 MakeCodeエディタ
- 2.2 LED点灯プログラムの実装
- 2.3 Groveシールドのセットアップ
- 第3章 Grove基本プログラミング
- 3.1 Groveデバイス
- 3.2 M5Stack Unit
- 第4章 MicroPython
- 4.1 LED
- 4.2 LCD
- 4.3 GPS
- 第5章 Grove応用プログラミング
- 5.1 PCによるLCD制御
- 5.2 CPU使用率表示器
- 5.3 光センサ連動PCシャットダウンプログラム
- 5.4 測距スピーカー
- 付 録
- 付録A Gravity
- 付録B Groveデバイスの移植方法
- 付録C micro:bitのJavaScript処理系
- 付録D MakeCode Offline App
- 付録E コマンドラインインターフェース
- 付録F mbedを用いたC++言語による開発