OpenCVで始める簡単動画プログラミング
第3版
- 著者 北山 洋幸
- ダウンロードサービス:学習に使えるサンプルファイル
- 判型 B5変型判、272頁
- 価格 3,200円(本体)
- ISBN 978-4-87783-437-1
2010年5月10日 初版第1刷発行 2018年6月20日 第3版第1刷発行
本書について
本書は好評既刊書『OpenCVで始める簡単動画プログラミング』を、OpenCVの最新バージョン3.4に対応させた改訂版です。これまで動画プログラミングに縁のなかった人や二の足を踏んでいた人へ、動画処理プログラム開発の道案内を行います。
OpenCVは、動画に特化したライブラリではなく、膨大な関数を用意した画像処理ライブラリ集です。一般的な二次元の画像処理、ヒストグラム処理、ポリゴン処理、テンプレートマッチング、オプティカルフロー、および顔認識など多様なアプリケーションを開発できる関数群を用意しています。これらの関数のリファレンス、ならびに大量のサンプルプログラムは、OpenCVのサイトに紹介されています。また、同サイトには、サンプルコードと共に、それに対する丁寧な説明文まで提供されています。
OpenCVが他の環境に比べ優れている点は、マルチプラットフォームであることと、上に挙げた豊富な処理機能が用意されていることです。そして本書の主題である動画がサポートされていることも大きな特徴です。とにかく簡単に動画プログラミングを行いたい人に、OpenCVはうってつけです。是非、本書を参考に、動画処理プログラミングの世界へ踏み出してください。
対象読者
動画プログラミング入門者
OpenCVの概略を知りたい人
フィルタプログラミング入門者
目 次
- 第1章 表示とキャプチャ
- 1.1 動画表示
- 1.2 動画をファイルへキャプチャ
- 1.3 動画を1フレーム単位でディスクへ保存
- 第2章 リアルタイム変形
- 2.1 フリップ
- 2.2 一部をフリップ
- 2.3 シャッフル
- 2.4 動画を回転
- 2.5 動画の一部回転
- 2.6 動画へ透視投影
- 第3章 色処理
- 3.1 グレイスケール変換
- 3.2 輝度平滑化
- 3.3 閾値処理(スレッショルド処理)
- 3.4 色の分離
- 3.5 ヒストグラムをリアルタイム表示
- 第4章 リアルタイムフィルタ処理
- 4.1 medianフィルタ
- 4.2 sobelフィルタ
- 4.3 ラプラシアンフィルタ
- 4.4 Cannyフィルタ
- 4.5 膨張フィルタ
- 4.6 収縮フィルタ
- 4.7 画像の色反転
- 第5章 情報表示
- 5.1 カメラ解像度検査
- 5.2 カメラ解像度変更
- 5.3 動画ファイルの情報表示
- 第6章 動画ファイル操作
- 6.1 動画ファイルの一部抽出
- 6.2 分割数を指定した動画ファイルの分割
- 6.3 フレーム数を指定した動画ファイルの分割
- 6.4 逆再生
- 6.5 残像
- 6.6 リサイズ
- 第7章 二つの動画合成
- 7.1 二つの動画ファイルを連結
- 7.2 二つの動画ファイルの差分
- 7.3 二つの動画ファイルをブレンド
- 7.4 二つの動画ファイルを交互に表示
- 第8章 オブジェクト検出・除去
- 8.1 コーナー検出
- 8.2 オブジェクト除去
- 8.3 ノイズ除去
- 8.4 オブジェクト検出
- 第9章 応用
- 9.1 再生速度を変更
- 9.2 フレーム間の差分抽出
- 9.3 静止画から動画を生成
- 9.4 インターレースノイズ除去
- 9.5 立体表示
- 付録
- A Visual Studioのインストール
- B OpenCVのインストール
- C 環境の設定
- D CMakeのインストール
- E OpenCVをビルド
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