Sassファーストガイド
CSSをワンランク上の記法で作成!
- 著者 相澤 裕介
- 判型 B5判、256頁
- 本体価格 2,600円
- ダウンロードサービス:本書掲載のサンプルファイル
- ISBN 978-4-87783-386-2
2015年12月10日 初版第1刷発行
本書について
Sassは、CSSの記述をシステム化し、効率よく記述できるようにしてくれる言語です。言語というと難しそうに感じるかもしれませんが、Sassそのものは特に難しい言語ではありません。CSSの基本をマスターしていれば、ほんの数日でSassを使えるようになるでしょう。
以前はSassを導入する際にRubyのインストールなどを行う必要がありましたが、現在では「Prepros」などの便利なアプリケーション(コンパイラ)が登場しているため、プログラミング経験がない方でも安心してSassを使い始めることが可能です。「黒い画面」(コマンドプロンプト)を操作する必要はありません。本書でもアプリケーションを使った方法でSassの使い方を解説していきます。導入までの敷居が下がっていることも、Sassを使い始める理由の一つになると思います。
CSSの設計において“絶対的な正解”はなく、その手法や流行は時代とともに変化していきます。どんな状況にも対応できるようにするには、やはりSassの基本をマスターしておく必要があるでしょう。遠回りのように感じても、基本を身に付けることが一番の近道だと思います。本書との出会いが、Sassを使い始める“きっかけ”になれば幸いです。
目 次
- 第1章 Sassの特長と導入
- 1.1 Sassの特長
- 1.2 Sass を試してみよう!
- 1.3 Preprosの導入とコンパイル
- 1.4 コンパイラにScoutを使う場合
- 1.5 SCSS形式とSASS形式
- 1.6 テキストエディタAtomの紹介
- 第2章 Sassの基本的な記述方法
- 2.1 文字コードの指定とコメント
- 2.2 ネスト(入れ子構造)
- 2.3 変数の活用
- 2.4 数式の活用
- 2.5 関数の活用
- 2.6 Sassとメディアクエリ
- 第3章 スタイルの継承とインポート
- 3.1 ミックスイン @mixin
- 3.2 スタイルの継承 @extend
- 3.3 Sassのインポート @import
- 第4章 プログラミング的な処理
- 4.1 条件分岐 @if
- 4.2 繰り返し @for
- 4.3 繰り返し @while
- 4.4 繰り返し @each
- 4.5 自作関数 @function
- 第5章 Compassの活用
- 5.1 Compassの概要
- 5.2 Utilitiesモジュール
- 5.3 CSS3モジュール
- 5.4 Compass独自の関数