ネットワーク管理に使うWMI
PowerShellによるWindowsマシン管理
- 著者 嶋貫 健司
- 判型 B5変型、216頁
- 本体価格 6,000円
- ダウンロードサービス:学習に使えるサンプルファイル
- ISBN 978-4-87783-363-3
2016年9月10日 初版第1刷発行
本書について
WMIとは、WBEM(Web-Based Enterprise Management)とCIM(Common Information Model)の標準をWindows環境に適合するように拡張実装し、システム管理情報を参照したり操作したりするための一般化されたインターフェイスを提供する仕組みである。
Windowsマシンは、ファイアウォールやルーターとして使用することができる。その場合は、遠隔地から設定を更新したり、統計情報を取得したり、ログを確認できたら都合がいい。これも、対象マシンが数台であれば、mmcやイベントビューワーを使ってGUIで操作しても支障はないが、対象のマシンが増えてくるとGUIは何かと煩わしくなってくるものである。
本書では、そんなリアルなネットワーク管理者のニーズに合うWMIの活用法を紹介する。
目 次
- 第1章 準 備
- 1.1 ネットワーク管理者にとってのWMI
- 1.2 前提条件
- 1.3 グループポリシーでWMIによるリモート管理を可能にする
- 1.4 PowerShellの使い方
- 第2章 WMIについて
- 2.1 WMIは役に立つ?
- 2.2 WMIの機能を確認してみよう
- 2.3 Get-WmiObjectでリモートマシンに接続する
- 第3章 WMIを調べものに使う
- 3.1 PowerShellコマンドレットに慣れる
- 3.2 ネットワーク設定を見る
- 3.3 共有に関する情報を調べる
- 3.4 Microsoft DNSの情報
- 3.5 ファイアウォールの情報
- 3.6 その他の情報
- 第4章 スクリプトの基本形
- 4.1 スクリプトの出だし
- 4.2 パラメーターの処理
- 4.3 WMIを使う方法
- 4.4 WMIによる変更
- 4.5 PowerShell的スクリプトの基礎