LabVIEWで遊ぶ前に
プログラム言語的側面から身につける開発スタイル
- 著者 大野誠吾
- 判型 B5変型判、224頁
- 本体価格 3,200円
- ISBN 978-4-87783-353-4
2014年10月10日 初版第1刷発行
本書について
LabVIEWは、主に研究開発の現場で使われるコンピュータ言語の1つです。その特徴として、インタラクティブなプログラムを非常に短期間で作成できる点が挙げられます。従来のコーディングでは非常に手間が掛かる機能を簡単に実現できるため、利用者はプログラムの動作原理やアルゴリズムに集中して開発することができます。
本書の対象読者は、LabVIEWの基本的な操作方法はだいたい掴めたが次に何をしてよいのかわからないという方々です。多くの専門書やウェブの情報ではLabVIEWのグラフィカルな面やハードウェアの操作の面のみを取り上げていることが多いようです。しかし、それらはLabVIEWの一側面にすぎません。LabVIEWは他の多くのプログラミング言語とほぼ同等の機能を持っていて、その分、踏まえておくべきプログラムの基礎知識があります。本書では、LabVIEWのプログラム言語としての面に焦点を当てて問題解決の糸口を探ります。
目 次
- 第1章 タイプと変数
- 1.1 タイプの見分け方
- 1.2 ブール変数
- 1.3 数値
- 1.3.1 整数
- 1.3.2 浮動小数点数
- 1.4 文字列
- 1.5 クラスタ
- 第2章 条件分岐
- 2.1 ケースストラクチャ(ブール入力)
- 2.2 ケースストラクチャ(数値入力)
- 2.3 選択関数
- 第3章 ループ
- 第4章 1次元配列
- 4.1 配列とは
- 4.2 配列の作り方
- 4.3 配列の連結、分解
- 4.4 Forループと配列
- 4.5 最大値の検索
- 4.6 XYグラフ
- 第5章 多次元配列
- 5.1 多次元配列の作り方
- 5.2 多次元配列からの抽出
- 5.3 強度グラフ
- 第6章 サブVI
- 6.1 サブVIの呼び出し
- 6.2 コネクタの設定
- 6.3 パラメータ掃引機能を例に
- 第7章 ファイル操作
- 7.1 ファイルを書く
- 7.2 ファイルの自動保存
- 7.3 ファイルを読む
- 7.4 フォルダ内のファイルを読む