表紙画像

OpenCVで始める簡単動画プログラミング
第2版

2010年5月10日 初版第1刷発行  2013年8月10日 第2版第1刷発行

本書について

 本書は2010年5月に発売された書籍を、最新の環境にあわせ改訂したものです。本書が出版された当時と比べ、Windows、OpenCV、そしてVisual C++のバージョンもかなり変わってしまいました。入門者にとってプログラミング習得以前に、環境の変化が大きな障害となることも少なくありません。そこで、最新の環境に合わせて改訂しました。

動画を処理するプログラムの開発は容易ではありません。ところが、OpenCVを用いると、20行程度のコードを記述するだけで、単純な動画処理プログラムを開発できます。本書は、これまで動画プログラミングに縁のなかった人や、動画処理プログラミングに二の足を踏んでいた人へ、動画処理プログラム開発の道案内を行います

Windowsで動画プログラミングを行うとなると、DirectXを使用することが多いでしょう。確かにDirectXは、高速で、かつ細かな制御を実現できます。しかし、OpenCVを使用する場合に比べ、数倍の労力を要求されます。また、DirectXは、Windowsに依存した環境のため、ソースコードのポータビリティが失われます。
このような背景から、OpenCVを用いた動画処理プログラミングを紹介することとしました。ごく簡単に動画プログラミングを行いたい人は、OpenCVを使用すると、簡単に動画処理プログラムを開発できます。是非、本書を参考に、動画処理プログラミングの世界へ踏み出してください。

対象読者
・動画プログラミング入門者
・OpenCVの概略を知りたい人
・フィルタプログラミング入門者

目 次