C++/CLI & OpenCV 画像処理GUIプログラミング
リッチなユーザーインターフェースを持つ画像処理プログラムの実現
- 著者 北山 洋幸
- 判型 B5変型判、312頁
- 本体価格 3,200円
- ISBN 978-4-87783-298-8
2013年4月10日 初版第1刷発行
本書について
OpenCVを用いると、20行程度のコードを記述するだけで簡単な画像処理プログラムを開発できます。しかしながら、OpenCVは、ユーザーインターフェース用の関数については最低限のものしか備えていません。このため、せっかく高度な画像処理ができても、ユーザーインターフェースや見栄えは陳腐なものになりがちです。
そこで本書は、C++/CLIを使用することによって、リッチなUIと高度な画像処理を融合させることに挑戦してみました。このような方法を採用すると、高度な画像処理と使いやすいユーザーインターフェース、そして素晴らしいGUIをもつアプリケーションを開発できます。
目 次
- 第0章 プログラミング環境の準備
- 0.1 Microsoft Visual C++のインストール
- 0.2 Microsoft Visual Studio 2012 Express for Windows Desktopのインストール
- 0.3 OpenCV 2.4のインストール
- 0.4 環境の設定
- 第1章 はじめてのプログラム
- 1.1 C言語で開発
- 1.2 C++/CLIで開発
- 第2章 画像フリップ
- 2.1 プログラムの概要
- 2.2 ソースリストの説明
- 2.3 実行例
- 2.4 関数の説明
- 第3章 グレースケール変換
- 3.1 プログラムの概要
- 3.2 最初のプログラム
- 3.3 消費メモリを節約するプログラム
- 3.4 関数の説明
- 第4章 いくつかの画像変換
- 4.1 ブラー処理
- 4.2 sobel処理
- 4.3 ラプラシアン処理
- 第5章 ステータスバー表示
- 5.1 ステータスバー表示を備えたガウシアン処理プログラム
- 5.2 ガウシアン処理とブラー処理の画像評価
- 第6章 処理前の画像と処理後の画像表示
- 6.1 PictureBoxコントロールを二つ使う
- 6.2 SplitContainerコントロールを使う
- 第7章 メニューをボタンへ
- 7.1 Buttonコントロールを使う基本的なプログラム
- 7.2 ドラッグ&ドロップ対応
- 7.3 保存対応
- 7.4 コンボボックスと処理前後表示
- 第8章 メニューをツールバーへ
- 8.1 ツールバーを使用した単純なプログラム
- 8.2 パラメータをテキストボックスで指定するプログラム
- 8.3 パラメータをアップダウンコントロールで指定するプログラム
- 8.4 トラックバーを用いたプログラム
- 8.5 コンボボックスで複数の画像処理指定
- 8.6 画像のコーナーを検出するプログラム
- 第9章 アフィン変換
- 9.1 アップダウンコントロールを用いて画像を回転
- 9.2 トラックバーを用いて画像を回転
- 第10章 ROIとマウスの活用
- 10.1 ROIを使用する単純なプログラム
- 10.2 マウスで画像処理範囲を指定
- 10.3 マウスで画像回転
- 10.4 複数箇所を画像処理する
- 10.5 オブジェクト除去
- 付 録
- 付録A CMakeのインストール
- 付録B OpenCVのビルド
- 付録C Visual Studio 2012を使用する
- 付録D 64ビット対応