Web上にきれいなグラフをかんたん作成
Google Chart Toolsスタートガイド
- 著者 相澤裕介
- 判型 B5変型, 328頁
- 本体価格 1,900円
- ISBN 978-4-87783-295-7
本書について
ホームページにさまざまなデータを公開するときに、データをグラフ化して示したい場合もあると思います。このような場合は、あらかじめExcelなどのソフトウェアを使ってグラフを作成しておき、それを「画像」としてホームページに貼り付けるのが一般的です。しかし、この方法は必ずしも“最適な方法”になるとは限りません。というのも、それなりの手間を要する割にグラフは単なる「画像」にしかならず、全く応用が効かないからです。
そこで是非とも活用したいのが、本書で解説するGoogle Chart Toolsです。Google Chart Toolsは誰でも無償で使用できるWebグラフ作成ツールです。このツールを使うと「画像」ではなく「Webパーツ」としてグラフを作成できるため、さまざまな機能や演出を実現できるようになります。たとえば、グラフ上へマウスを移動したときに詳細な数値データを表示したり、アニメーション表示でデータの推移を示したりすることが可能となります。
また、グラフ表示を手軽にカスタマイズできるのもGoogle Chart Toolsの魅力です。ほんの数行の記述を行うだけで、サイズの変更、色の変更、軸の書式の変更などを自由自在に指定できます。Webブラウザでページ全体の雰囲気を確認しながらグラフを作成していくことができるのも大きな利点といえるでしょう。
最近はホームページに色々な機能を追加できるAPIが数多く提供されていますが、グラフ作成においてはGoogle Chart Toolsが最も使いやすく、応用範囲の広いAPIであると思われます。本書との出会いをきっかけに、いちどGoogle Chart Toolsの機能を試してみてください。きっと、Google Chart Toolsの魅力を実感できると思います。
目 次
- 第1章 Google Chart Toolsの基本
- 1.1 Google Chart Toolsとは
- 1.2 Google Chart Toolsの準備
- 1.3 グラフの描画
- 1.4 グラフのオプション
- 第2章 さまざまなグラフの作成
- 2.1 円グラフ（Pie Chart）
- 2.2 縦棒グラフ（Column Chart）
- 2.3 横棒グラフ（Bar Chart）
- 2.4 折れ線グラフ（Line Chart）
- 2.5 面グラフ（Area Chart）
- 2.6 階段面グラフ（Stepped Area Chart）
- 2.7 散布図（Scatter Chart）
- 2.8 バブルチャート（Bubble Chart）
- 2.9 複合グラフ（Combo Chart）
- 第3章 少し特殊なグラフの作成
- 3.1 ローソク足（Candlestick Chart）
- 3.2 ゲージメーター（Gauge）
- 3.3 地図チャート（Geochart）
- 3.4 ツリーマップ（Treemap）
- 3.5 表（Table）
- 第4章 アニメーションとグラフ表示の応用
- 4.1 Webページに複数のグラフを掲載
- 4.2 グラフのアニメーション表示
- 4.3 グラフにアクセントを付ける
- 4.4 フォーマッターを適用した表