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WAVプログラミング
C言語で学ぶ音響処理
[増補版]

本書について

 本書は2008年7月に発売されたものを改訂増補したものです。最新の環境に対応させると共に、要望の多かった項目を追加しました。説明が冗長であるとの指摘を受けたこともありました。確かに中級者以上には物足りない部分もあったでしょう。しかし、初版が分かり易いと好評だったため、改訂は最小限に留めました。

 現代においては、音に関するライブラリ、API、およびクラスなどが整備されているため、音源データを直接扱う機会は少ないでしょう。Windowsでは、DirectSoundなどを使用すれば、一般的な用途は満足できます。しかし、ライブラリ、API、およびクラスを使用する方法では、基礎からの学習ができません。さらに、ライブラリなどが用意していない処理を行わせることが困難です。  本書は、生の音源データを操作する方法や、いくつかの単純な応用ソフトを解説しています。これらを学習すれば、十分に高度な応用の参考になるでしょう。
 本書の対象読者は、音響プログラミング入門者、WAVファイルを直接操作したいプログラマ、C言語初級者です。

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