Rによる画像表現とGUI操作
- 著者 竹澤 邦夫
- 判型 B5変型, 本文344頁+口絵8頁
- 本体価格 4,200円
- CD-ROM付き
- ISBN 978-4-87783-246-9
本書について
データ解析の結果を視覚的に表現することは、あらゆる分野で当たり前のように行われています。統計処理のために開発されたソフトウェアである「R」にも、グラフ描画のための機能が数多く備えられており、さらに「パッケージ」の導入によってその機能を拡張できるようになっています。そのため、Rはグラフ描画のためのソフトウェアとしても存在感を増しつつあります。
本書は、Rのグラフィックス機能に焦点を当て、その多彩な表現力について豊富なプログラム例を提示しながら解説します。
また、Rによるデータ処理をより一般的にする試みの一端として、RプログラムのみによるGUI操作を実現する方法についても一章を割いて紹介しています。
目 次
- 第1章 グラフィックスの基本
- 1.1 はじめに
- 1.2 Rの入手とインストール
- 1.3 Rの起動、Rプログラムの作成と実行
- 1.4 座標軸
- 1.5 点と直線
- 1.6 文字列
- 1.7 直線と点
- 1.8 フォント
- 1.9 円や長方形などの図形
- 1.10 凡例
- 1.11 対数グラフ
- 1.12 棒グラフ
- 1.13 円グラフ
- 1.14 複数のグラフ
- 1.15 複数のグラフィックス画面の利用
- 1.16 Rで作成したグラフの外部利用
- 1.17 まとめ
- 第2章 統計解析のためのグラフ
- 2.1 はじめに
- 2.2 枝葉表示
- 2.3 ヒストグラムと確率密度関数
- 2.4 ストリップチャート
- 2.5 箱ひげ図
- 2.6 複数の座標軸
- 2.7 信頼性の表示
- 2.8 対散布図
- 2.9 レーダーチャートと平行座標プロット
- 2.10 1変数関数
- 2.11 2変数関数
- 2.12 地図を伴うグラフ
- 2.13 2変数ヒストグラム
- 2.14 2変数関数の時系列
- 2.15 陰関数
- 2.16 確率密度関数
- 2.17 微分値と積分値
- 2.18 まとめ
- 第3章 パッケージを用いたグラフ
- 3.1 はじめに
- 3.2 rimageパッケージ
- 3.3 gplotsパッケージ
- 3.4 ggplot2パッケージ
- 3.5 scatterplot3dパッケージ
- 3.6 rglパッケージ
- 3.7 misc3dパッケージ
- 3.8 aplpackパッケージ
- 3.9 veganパッケージ
- 3.10 tripackパッケージ
- 3.11 ade4パッケージ
- 3.12 vioplotパッケージ
- 3.13 plotrixパッケージ
- 3.14 rworldmapパッケージ
- 第4章 対話的プログラム
- 4.1 はじめに
- 4.2 グラフィックス画面でマウスを使って位置を入力する
- 4.3 コンソール画面で数値を入力してグラフを描画する
- 4.4 データファイルからデータを入力する
- 4.5 自然スプラインにおけるデータを移動する
- 4.6 単回帰を理解する
- 4.7 3次元のグラフを操作する
- 4.8 対話的に多項式を作成する
- 4.9 局所1次式回帰を理解する
- 4.10 まとめ
- 付 録
- A.1 CDに収録されているファイル
- A.2 フリーソフト
- A.3 データ