本書の記載内容について訂正があります。
こちらを参照してください。
ある時期までは高性能コンピューティング、つまりスーパーコンピューターを使っての演算処理には関心がなかった。理由は簡単で、スーパーコンピューターを使えるような立場ではないので、実際に動かしてみる機会がなかったのと、iPhoneアプリを作成するのに夢中だったからである。
それに、数値計算の奥深さについてはかねてから話には聞いていたので、その世界に踏み込むのは恐れ多いとも感じていた。
だが、ある機会にGPGPUやGPUコンピューティングの話を聞き及んで、まだ枯れきっていない技術であることを知って少し興味を持った。その後にOpenCLを知り、Mac OS Xの新バージョン(Snow Leopard)では、標準搭載されることも知った。さらに、OpenCLは組み込みや携帯機器にも適用される方向性があるという説明でiPhoneでもOpenCLが稼働する可能性が出てきたことを把握すると、これはやっておかないといけないということでOpenCLに関していろいろ調べ始めた。
その過程でNVIDIA社のGPUコンピューティング環境であるCUDAの存在を知り、こちらも資料を探したりして、GPUコンピューティングというものとその方向性に関しての理解を深めることができた。
そこで感じたことの結論は、これからの時代にGPUコンピューティングはプログラム開発技術者の必須に近い技術であるということだ。それに、この先においてGPUと呼ばれるものの概念はさらに拡張されていくと思われる。
本書で扱ったサンプルプログラムのソースコードは著者のホームページからダウンロードできます。
50、51ページのクロノス・グループのスライド掲載に関する事実関係
・クロノス・グループへの転載許可を事前に得ることなく、掲載した。
・図表を拡大表示するために、クロノス・グループのロゴ及び著作権に関する部分を、原本から削除した。
上記を認め、改めてクロノス・グループに原本スライドの転載許可を申請し、許可を受け、正誤表のとおり修正する。
正誤表
P.50の図3-1
以下に差し替え。
P.51の図3-2
以下に差し替え。
掲載にあたり、クロノス・グループのロゴ及び著作権を削除してしまってご迷 惑をおかけしたことを、クロノス・グループにお詫びいたします。
P.264の[14]
誤 [14] Neil Trevett. OpenCL and Mobile Graphics & Media.
http://developer.download.
nvidia.com/OpenCL/OpenCL_Multicore_Expo_Mar09.ppt.
正 [14] Khronos GroupのMulticore EXPO 2009.
http://www.khronos.org/library/detail/multicore_expo_2009/
出典元を間違えてしまってご迷惑をおかけしたことを、クロノス・グループに お詫びいたします。
その他の修正を含む一覧はこちら(PDF)をご覧ください。