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無償OS & 無償ソフトで何でも揃う!
お気に入りのUbuntu

本書について

 本書は、Windowsしか知らないパソコンの“超”初心者の方々が、いま着実に広がりつつあるキーワード「オープン化」に乗り遅れないように、無償で使える優れたOSであるUbuntuとの出会いを提供することで、パソコンの知識を楽しく深めていただきたいと思って執筆しました。
 いま、パソコンの世界では、静かに「オープン化」の波が押し寄せてきています。中には、無償で使えるOSもあるのです。具体的には、個人ユーザのみならず、企業や地方自治体の中でも広がりつつあるOSで、Linux(リナックス)というものがあります。これは、WindowsやMac OSとは別のOSです。本書では、Ubuntu(ウブントゥ)というOSを紹介します。UbuntuはLinuxの仲間の一つです。  Windowsにはないものを求めて、Mac OSを根強く愛用される方がいらっしゃるように、このUbuntuにもいま人気が集まっています。Ubuntuには素晴らしい特長がたくさんあります。その素晴らしさから、Ubuntuはこれからもますます、発展していくものと思われます。  Ubuntuには、オフィス系ソフトが、なんと最初から付属しています。さらに、WindowsのOfficeで作成した文書データとの互換性も意識されています。  セキュリティ対策も考えられていて、常に最新の状態にアップデートすることが可能です。また、不足しているものや新しいアプリケーションをインターネットからダウンロードしてくることが簡単にできるように考慮されています。  

 本書では、最近非常に安くなったUSBメモリにUbuntuをインストールする方法を紹介します。ポケットにUSBメモリを入れて持ち歩き、外出先のパソコンを借りて挿し込めば、あなたのデスクトップ環境を再現できます。仕事用の環境、個人用の環境など、数本のUSBメモリを使い分けてもよいでしょう。“無償のソフト”と“技術の進歩で安価になったUSBメモリ”のコラボレーションを楽しみませんか。

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