表紙画像

Win32 APIシステムプログラミング
with Visual C++ 2008

本書の記載内容について訂正があります。
こちらを参照してください。

本書について

 本書は2000年3月に発売された『Windows 2000時代のWin32 APIシステムプログラミングwith Visual C++ 6.0』を2002年に改訂し、『Visual C++ .NETではじめるWin32 APIシステムプログラミング』として出版した本の再改訂版です。おかげさまで息の長い本となり、原稿執筆開始時期から数えると、本書は10歳を迎えようとしています。今回は、前回の改訂時と異なり、大幅な増補を行いました。
 最初の執筆時期から、開発環境は大きく変わりました。執筆開始時はWindowsも、Windows 98やWindows 2000が主流のオペレーティングシステムでした。ところが現在では、Windows XPでさえ古くなり、Windows Vistaの時代になっています。とは言え、本書のようにAPIを使用する本は、開発環境やWindowsのバージョンによる影響は大きくありません。つまり、本書の内容を理解していると、時代が変わっても、その技術を有効に使えると言って過言ではないでしょう。
 現在では、プログラミング言語も、CやC++だけでなく、C#やJavaなどが広く使われるようになりました。筆者も、C#で本書と同じこと記述してみようと思い、C#システムプログラミングの書籍も近年執筆しました。おかげさまで、そちらの売れ行きも順調です。その本も、本書が基礎となっています。ただし、コーディングスタイルはまったく異なります。  APIを直接使うプログラミングを行う機会は、今後も減っていくことでしょう。ただ、コンピュータの基礎(Windowsに限らず)を理解しておくと、環境や言語が変わっても、それに適応するのは難しいことではありません。
 ぜひ、本書を参考に、APIプログラミングならびに、コンピュータソフトウェアの理解に役立ててください。

目 次

■正誤表■

本文の内容に誤りがありました。 お詫びして訂正いたします。

p.15、2行目

wsprintf(testMsg," マウスクリックの回数=%d",count);


wsprintf(testMsg," マウスクリックの回数=%d",count);

p.21、19行目

while( GetMessage( &msg, NULL, 0, 0 ) != 0 )


while( GetMessage( &msg, NULL, 0, 0 ) > 0 )

p.50、図1.33

図1.33 ● Ctrl キーを押した様子


図1.33 ● [テスト]ボタンを押した様子

p.54、図1.36

図1.36 ● Ctrl キーを押した様子


図1.36 ● [テスト]ボタンを押した様子

p.70、10行目

ているかチェックします。エンディアンに依存しないようにバイト単位で処理します。もし、


ているかチェックします。もし、

p.130、7行目

様子も示します


様子も示します