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プログラミングWPF C#編

デザイナとプログラマのためのアプリケーション開発の極意

本書について

  WPF(Windows Presentation Foundation)は、従来のユーザーインタフェースを超えて、より優れたユーザーエクスペリエンスを実現するための技術です。WPFでは、ユーザーインタフェースとプログラムコード(ロジック)を明確に区別する一貫したプログラミングモデルを使います。そのため、デザイナとプログラム開発者のそれぞれのエキスパートが連携して、より優れたアプリケーションを開発することができます。
 本書では、プログラミング言語としてC#を使い、WPFアプリケーションを開発する方法を詳しく説明します。本書はユーザーインタフェースをデザインしてロジックを実装するまでのWPFプログラミング全体について解説しますが、アプリケーション全体を開発する開発者だけでなく、ユーザーインタフェースをデザインするデザイナも、プログラムコードに専念するプログラマにとっても役立つ情報が含まれています。
 本書を読み進めるにあたって、C#の基本的知識があることが望ましいといえます。しかし、デザイナなどでC#についての知識と経験がない場合には、プログラムコードの詳細にとらわれずに、およそどのようなことが行われているのかということを理解して本書を読み進めることができます。XAMLについての事前の知識は必要ありません。
 本書に掲載したプログラムは、Visual Studio 2008を使って開発することができますが、ほとんどのプログラムは無償で配布されているVisual C# 2008 Express Editionを使って開発することもできます。つまり、Windows VistaまたはWindows XPをインストールしたWindowsマシンとインターネットへの接続環境さえあれば、誰でもWPFの世界に足を踏み入れることができるというわけです。  本書を活用してWPFプログラミングを楽しんでください。

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