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情報演習9 ステップ30
COBOLワークブック

著者 片原 登志子
判型 B5判、144頁
本体価格 800円
ISBN 978-4-87783-823-2

本書について

 COBOLは、現在でも事務処理用の言語として広く使われています。

 アメリカ国防省において事務データ処理のための共通言語を作成することが必要であるか、また必要とした場合にそれを実現することが可能であるかどうかを検討するため、企業および政府のユーザ、電子計算機メーカ、その他これに関心をもつ団体などのそれぞれの代表者によってCODASYL(COnference on Data System Languages)が組織され、この組織で研究開発されたものがCOBOLです。この会議でこのような言語を開発することが必要であり、また実現可能であることが確認され、その実際の開発に当たるものとして、短期作業委員会、中期作業委員会、長期作業委員会を設立しました。

短期作業委員会は1959年に大網をまとめ、CODASYLはこれをCOBOLと命名しました(グレース・M・ホッパー女史が開発した事務計算用コンパイラFLOW-MATICで、自然言語(英語)の一部を原始コードとして採用していて、これが後にCOBOLの原型となりました)。

 COBOLはたいへんわかりやすく、コンピュータを知らない人でも短期間の勉強ですぐにプログラムが書けるようになります。

 COBOLは、プログラムの文書化ということに注意をはらって開発された最初の言語で、人間の言葉にもっとも近くわかりやすくできています。すなわち、プログラムをそのままの形で文書として保存できるのです。

 COBOL自身が、単純な英語に似た構文をもっているので、読むだけで内容を理解でき、メンテナンスも楽です。

目 次

Step 01 COBOLとは
Step 02 COBOLプログラムの構造
Step 03 命令語1(OPEN・CLOSE・READ・WRITE)
Step 04 命令語2(INITIALIZE・PERFORM・MOVE)
Step 05 命令語3(COMPUTE・ADD・SUBTRACT・MULTIPLY・DIVIDE・IF)
Step 06 命令語4(IF・EVALUATE
Step 07 印刷プログラムーー仕様書と領域図
Step 08 印刷プログラムーーフローチャートとコーディングI
Step 09 印刷プログラムーーフローチャートとコーディングII
Step 10 改頁処理と合計処理
Step 11 グループトータルーー仕様書と領域図
Step 12 グループトータルーーフローとコーディングI
Step 13 グループトータルーーフローとコーディングII
Step 14 命令語5(DISPLAY・ACCEPT・OCCURS)
Step 15 命令語6(SEARCH・SEARCH ALL・REDEFINES)
Step 16 データチェックI
Step 17 データチェックII
Step 18 データチェックIII
Step 19 マッチングI
Step 20 マッチングII
Step 21 マッチングIII
Step 22 テーブル作成とサーチ(表引き)I
Step 23 テーブル作成とサーチ(表引き)II
Step 24 テーブル作成とサーチ(表引き)III
Step 25 索引順編成ファイル(順呼び出し)I
Step 26 索引順編成ファイル(順呼び出し)II
Step 27 索引順編成ファイル(順呼び出し)III
Step 28 索引順編成ファイル(乱呼び出し)I
Step 29 索引順編成ファイル(乱呼び出し)II
Step 30 索引順編成ファイル(乱呼び出し)III

模範解答のダウンロード


cobrei.lzh
(180KB)

本文訂正

本文中に誤りがありました,お詫びして訂正致します。

フローチャート内

HAIGH-VALUE
HIGH-VALUE

P.43 フローチャート内、上から2番目の項目

判定のYとNが逆

P.49 「ファイルに入っている人数を数えるための領域」の表

9(03)
9(03)V9

P.53 フローチャート内、上から2番目の項目

判定のYとNが逆

P.61 2つめのフローチャート内、上から2番目の項目

部前処理
課前処理

 上から5番目の項目

部後処理
課後処理

P.87 上から12行目

MOVE 29 TO M(A-MM)
MOVE 29 TO M(2)

P.93 領域図の中、更新内容リスト

ファイル名

OT−FILE
NEW−FILE

レコード名

OT−REC
NEW−REC

P.117 領域図の中、整列済ファイルのレコード領域

商品コード M−CODE X(05)
空白    FILLER X(35)

P.126 2つめのフローチャート内、上から2番目、5番目の項目

判定のYとNが逆

P.131 領域図の中

商品マスタファイルのレコード定義の変数名

T−CODE、T−HINMEI、T−TANKA、T−ZAIKO
M−CODE、M−HINMEI、M−TANKA、M−ZAIKO

P.137 フローチャート内、上から2番目、5番目の項目

判定のYとNが逆