本書について (本書「はじめに」より) この本は、RoboDesignerによるロボット製作とプログラムを楽しんでもらえるように書きました。また、なるべく先生やお父さんお母さんに聞かなくても、一人で学習できるようにしてあります。 基本的には、「ロボカップジュニア」という競技に出場する人のために書かれています。しかし、単純にロボットの製作とプログラムをしたい人も、レスキュー・サッカー・ダンスという競技ロボットを通して、ロボットの仕組みやプログラムを勉強できると思います。また、学校の総合学習の時間や、技術・家庭の時間を使ってできるような内容にもなっています。 ただし、この本はこのようなことだけを目的にしていません。ロボットのプログラムを理解したり、またプログラムを自分で考えることで「論理的思考」を育んでもらうことも目的としています。「論理的思考」とは、言い換えれば「与えられた問題をちゃんと順序立てて解決に導くための脳の使い方」のことです。この能力は算数(数学)や理科を理解するために必要と言われますが、本や文章をちゃんと読むためにも、さらには日常生活で賢く生きるためにも必要です。ですので、この本を通して読者のみなさんがちょっとでも「頭がよくなってもらえる」のを期待しています。 とはいうものの、何でも「楽しくできる」ことが肝心です。勉強なんだ、頭が良くなりたいからこれをやるんだ、と気負ってはいけません。楽しみながらやりましょう! 目 次
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