Googleスプレッドシート/Excelで学ぶ
高校情報I×数学×探求授業・大学入試対策のための
中高生からのデータサイエンス
[基本編]
著者 | 名塩 隆史 |
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判型 | B5判、114頁 |
ISBN | 978-4-87783-613-9 |
価格 | 本体1,200円 |
発行日 | 2024年8月10日(初版第1刷発行) |
本書について
本書は『中高生からのデータサイエンス』の第2章から第5章の5.2節までの内容を抜粋したものです。情報Iの授業および実習時間数は限られていることを踏まえて,表計算の基本的な扱い方と実際のデータを用いたデータ分析が極力短時間で実習できるように再編集しました。数学Iの「データの分析」で扱う統計量の解説とそれらの表計算での実習は含めていますが,情報Iで扱う「時系列データ」「クロス集計」「データベース」については残念ながら省いています(『中高生からのデータサイエンス』の第6章と第7章に掲載)。単に統計の学習が,わずか10個程度のデータの相関係数を求めて終わったり,関数の適用に終始する実習で終わったりするのではなく,オートフィルを含む表計算の基礎をしっかり身につけ,実際のデータを分析することが経験できる高校生が少しでも増えることを期待しています。
目次
- 第2章 表計算の基礎
- 2.0 Google スプレッドシートのファイルを作る
- 2.1 セル入力とオートフィル
- 2.2 セルでの数値計算
- 2.3 セル参照を利用した数値計算(オートフィル・最重要)
- 2.4 絶対参照($マークの活用・最重要)
- 2.5 関数の利用
- 2.6 ファイルの読み込みとコピー
- 2.7 表の体裁とデータのコピー
- 2.8 データのソート(並べ替え)
- 2.9 グラフの描画
- 2.10 基本の確認問題(重要・最低限のスキルとして必須)
- 2.11 IF文(条件分岐)と論理関数
- 第3章 データ分析の基礎理論
- 3.1 度数分布・ヒストグラム
- 3.2 平均値・中央値・四分位数・箱ひげ図
- 3.3 分散・標準偏差
- 3.4 散布図・相関係数
- 3.5 回帰直線(≒AIの基本原理)
- 3.6 データ分析の読解演習
- 3.7 基本の確認問題(重要・基本概念の復習)
- 第4章 表計算によるデータ分析の基礎I
- 4.1 分散・標準偏差・相関係数の計算(定義に基づく)
- 4.2 度数分布表とヒストグラム
- 4.3 四分位数と箱ひげ図
- 4.4 散布図と相関分析・回帰分析(関数を利用)
- 4.5 試験の成績データを用いた実践演習
- 第5章 データ分析の実践演習I
- 5.1 購買データの分析1(グラフの使い分け)
- 5.2 購買データの分析2(散布図・相関分析)