やさしいPICアセンブラ入門
マイコンで学ぶシンプルなアセンブラプログラミング
- 著者 日向 俊二
- 判型 B5変型、216頁
- 本体価格 2,200円
- ダウンロードサービス:学習に使えるサンプルファイル
- ISBN 978-4-87783-434-0
2018年3月10日 初版第1刷発行
本書の記載内容について訂正があります。
こちらを参照してください。
本書について
本書は、制御用マイコンとして長く使われている、PICマイコンのシンプルな環境を利用して学ぶアセンブラプログラミングの入門書です。
最近はマイコンプログラムでも高機能OSと高水準言語が利用できるようになっていますが、本書ではあえて、アセンブリ言語(アセンブラ)を使ってプログラミングを行います。そのため、動作の詳細をすべてプログラムで記述しなければなりませんが、マイコン内部の詳細な動きをほぼすべて把握することができます。このような経験は、コンピュータの動作を理解する上で重要ですし、他のプログラミング言語を学ぶ際にもとても役立ちます。
実際のプログラミングと動作検証はMPLAB X統合開発環境を利用するので、デバイスを用意して回路を作成する必要はありません。もちろん、興味がわけば実際に回路を作ってPICにプログラムを書き込んで試してみることもできます。そのための回路とその実現例も示します。
目 次
- 第1章 PIC概要
- 1.1 PICの概要
- 1.2 PICの使い方
- 1.3 MPLAB X 12
- ・やってみよう
- 第2章 基本的なプログラム
- 2.1 最初のPICサンプル
- 2.2 最初のプログラム
- 2.3 プログラムの実行
- ・やってみよう
- 第3章 シミュレーション
- 3.1 MPLAB X IDEとシミュレーション
- 3.2 プログラムの実行
- 3.3 プログラムの追跡
- ・やってみよう
- 第4章 出力
- 4.1 PICの出力
- 4.2 出力プログラムの例
- 4.3 プログラムの流れ
- 4.4 Aポート
- ・やってみよう
- 第5章 数と演算
- 第6章 実行制御
- 6.1 ジャンプ
- 6.2 条件判断
- 6.3 サブルーチン
- 6.4 応用プログラム
- ・やってみよう
- 第7章 入力
- 7.1 PICの入力
- 7.2 入力プログラムの例
- ・やってみよう
- 第8章 割り込み
- 8.1 割り込みの概要
- 8.2 外部割り込み
- 8.3 タイマー割り込み
- ・やってみよう
- 付録
- 付録A MPLAB X IDEのインストール
- 付録B アセンブラリファレンス
- 付録C 実験のしかた
- 付録D トラブル対策
- 付録E 演習課題解答例
■正誤表■ 2019/5/15
本文の内容に誤りがありました。 お詫びして訂正いたします。
p.19/2.1.2 PICのピン 7行目
誤
ピン5と6は電源に接続します。
正
ピン5と14は電源に接続します
p.74/5.2.4 デクリメント 1行目
誤
値を一つだけ増やすこと
正
値を一つだけ減らすこと