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Bootstrap 4ファーストガイド
CSS設計の手間を大幅に削減!

2018年5月20日 初版第1刷発行

本書について

 BootstrapはCSSフレームワークと呼ばれるツールの一つで、自分でCSSを記述しなくても、見た目に優れたWebサイトを制作できるのが特長です。また、レスポンシブWebデザインに対応しているため、簡単な記述で「パソコン」と「モバイル」の両方に対応するWebサイトを制作できます。ボタンやナビゲーションなどのパーツを「スマートフォン向け」のデザインに仕上げることも簡単です。そのほか、ドロップダウンやカルーセルなど、Webサイトでよく見かける機能を手軽に実現できるJavaScriptも用意されています。

 Bootstrapを使用するにあたって、特別な環境は何も必要ありません。BootstrapはCSSとJavaScriptで構成されているため、誰でも、どんなWebサーバーでも使用できます。もちろん、無償で使用することが可能です。  本書はBootstrap 4.1.0の使い方を解説した書籍です。旧バージョンのBootstrapを使ったことがある方は、「Bootstrap 4もすぐに使いこなせるだろう」と考えるかもしれません。確かに、全くの初心者よりは短期間で概要を把握できると思います。しかし、Bootstrapに慣れているが故にトラブルに陥ってしまう可能性もあります。

 Bootstrap 4は、前バージョンから大幅に仕様が変更されています。特に、「ブレイクポイントの新設」と「フレックスボックス(display:flex)の採用」が、各クラスの動作(書式指定)に大きな影響を与えています。
 過去の経験は「武器」にもなりますし、「トラブルの原因」にもなります。そこで、Bootstrap 3ユーザーに向けて、Bootstrap 3からの変更点も紹介しています。初心者の方だけでなく、経験のある方が「Bootstrap 4で変更された部分」を確認する際にも、本書が役に立つと思います。

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