IoTデバイスプログラミング入門
Windows 10 IoT CoreとRaspberry Piで作るIoTデバイス
- 著者 北山 洋幸
- 判型 B5変型、244頁
- 本体価格 2,400円
- ダウンロードサービス:学習に使えるサンプルファイル
- ISBN 978-4-87783-404-3
2016年8月10日 初版第1刷発行
本書について
IoT(Internet of Things = モノのインターネット)とは、世の中に存在するさまざまな物体(モノ)にネットワーク機能を持たせ、インターネットに接続することです。本書は、Windows 10 IoT CoreをIoTのオペレーティングシステムとして採用したIoTデバイスの開発手法を解説します。
Windows 10 IoT Coreは、その名前が示すようにWindows 10の仲間なので、IoT用のプログラムをWindows 10上のVisual Studioで開発できます。この点が、他の従来のIoTオペレーティングシステムと大きく異なります。
本書は、IoTデバイス開発において、初心者が戸惑う環境設定や、プログラムの開発手順を丁寧に解説します。クラウド側やVisual Studio で開発するUWPアプリケーション(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)やC#については最小限の解説に留めます。本来、Windows 10 IoT Core全体を理解するには、クラウド側、デバイス側、各ハードウェア、UWP、そしてC#やネットワークなど、多岐にわたる知識が必要とされます。それらを一冊にまとめるのは非常に困難です。そこで、本書はデバイス側に重きを置き、IoT理解の導入となることを目指します。
目 次
- 第1章 IoTとWindows 10 IoT Core
- 1.1 IoTとは
- 1.2 Windows 10 IoT Coreとは
- 1.3 Windows 10 IoT Coreの開発環境
- 1.4 開発に必要な機材
- 第2章 Windows 10 IoT Coreのインストール・起動・管理
- 2.1 Windows IoT Core Image Helperを使ったインストール
- 2.2 Windows 10 IoT Core Dashboardを使う
- 2.3 Windows 10 IoT Coreの起動
- 2.4 Windows 10 IoT Coreの管理
- 第3章 Visual Studioのインストールとプログラムの実行
- 3.1 Visual Studio Community 2015のインストール
- 3.2 サンプルのHello Worldを動作させる
- 3.3 新規開発のHelloWorld
- 第4章 LED点滅
- 4.1 サンプルプログラムの実行
- 4.2 新規開発
- 4.3 Raspberry Pi 2と3のピン配置
- 4.4 HeadedモードとHeadlessモード
- 4.5 ボタンでLED制御
- 4.6 プログラム開発
- 第5章 温度・湿度測定
- 5.1 温度センサーの利用
- 5.2 温度・湿度センサーの利用
- 5.3 I2Cの基礎
- 第6章 UART
- 6.1 使用するデバイス
- 6.2 接続
- 6.3 動作
- 6.4 半田ごてを使わないUSB直結
- 第7章 リレーモジュールの制御
- 第8章 AC電源の制御
- 第9章 ラジコン制御
- 第10章 ブラウザを使った制御
- 10.1 LED点滅
- 10.2 AC電源の制御
- 10.3 ラジコン制御
- 付 録
- 付録A Insider Previewを使う
- 付録B リモートディスプレイ機能