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IoTデバイスプログラミング入門
Windows 10 IoT CoreとRaspberry Piで作るIoTデバイス

2016年8月10日 初版第1刷発行

本書について

 IoT(Internet of Things = モノのインターネット)とは、世の中に存在するさまざまな物体(モノ)にネットワーク機能を持たせ、インターネットに接続することです。本書は、Windows 10 IoT CoreをIoTのオペレーティングシステムとして採用したIoTデバイスの開発手法を解説します。
 Windows 10 IoT Coreは、その名前が示すようにWindows 10の仲間なので、IoT用のプログラムをWindows 10上のVisual Studioで開発できます。この点が、他の従来のIoTオペレーティングシステムと大きく異なります。
 本書は、IoTデバイス開発において、初心者が戸惑う環境設定や、プログラムの開発手順を丁寧に解説します。クラウド側やVisual Studio で開発するUWPアプリケーション(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)やC#については最小限の解説に留めます。本来、Windows 10 IoT Core全体を理解するには、クラウド側、デバイス側、各ハードウェア、UWP、そしてC#やネットワークなど、多岐にわたる知識が必要とされます。それらを一冊にまとめるのは非常に困難です。そこで、本書はデバイス側に重きを置き、IoT理解の導入となることを目指します。

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