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C++インタフェースによる
OpenCVプログラミング

2015年5月10日初版第1刷発行

本書について

 世界には多くのオープンソースが存在します。その機能は市販のソフトウェアを凌駕するものも少なくありません。しかし、プロフェッショナルユーザーを対象としているためか、ユーザーインタフェースが優れていないものも存在ます。本書で取り上げたOpenCV(Open Source Computer Vision Library)も、決して豊富なユーザーインタフェース機能を備えているとはいえません。
 そこで、高機能なオープンソースを使いやすいユーザーインタフェースと統合する方法を紹介することとしました。本書では、OpenCVを採用しましたが、コンソールベースのオープンソースやライブラリで提供されているオープンソースなどに、使用目的に合致したUIを提供する方法を紹介します。
 さらに、OpenCVがレガシーなCインタフェースを廃止する方向であり、今後はC++インタフェースで使用することが推奨されています。本書は、従来のCインタフェースを排除し、C++インタフェースでOpenCVを使用します。その際に、C++では問題とならないが、C++/CLIとデータの交換で問題となる部分の解説も行います。

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