GPU高速動画像処理
OpenCVでGPUの処理能力をより身近に
- 著者 北山 洋幸
- 判型 B5変型、288頁
- 本体価格 3,800円
- ISBN 978-4-87783-330-5
2013年12月10日 初版第1刷発行
本書について
本書は、GPGPUを活用したOpenCV用のプログラム開発について解説する書籍です。OpenCV、CMakeおよびVisual Studioの導入、そしてOpenCV自体のリビルドについても解説します。また、CPUとGPGPUへ対応させたアプリケーションプログラムのベンチマークも行い、性能への影響を評価します。さらに、CPUとGPGPUを並行動作させるための非同期処理についても解説します。
目 次
- 第1章 OpenCVのダウンロードとインストール
- 第2章 CUDA ToolKitのインストール
- 2.1 環境
- 2.2 CUDA Toolkitのダウンロード
- 第3章 Visual Studio Expressのインストール
- 第4章 CMakeのインストール
- 第5章 ソリューションファイルの生成とOpenCVのリビルド
- 5.1 CMakeでソリューションファイルを生成
- 5.2 OpenCVをビルド
- 第6章 はじめてのOpenCV GPUプログラム
- 6.1 プロジェクトの作成
- 6.2 x64の追加
- 6.3 Visual C++プロジェクトにパスを設定する
- 6.4 Visual C++自体にパスを設定する
- 6.5 実行時のパス
- 第7章 CPUとGPUによるOpenCVプログラム
- 7.1 CPUでラプラシアン処理
- 7.2 GPUでラプラシアン処理
- 7.3 GPU情報の表示
- 7.4 なぜGPUを使うのか
- 第8章 アフィン変換
- 8.1 フリップ
- 8.2 リサイズ
- 8.3 回転
- 8.4 連続回転
- 8.5 メソッドの説明
- 第9章 色の処理など
- 9.1 グレイスケール
- 9.2 輝度平滑化
- 9.3 閾値処理(スレッショルド処理)
- 9.4 カラー画像の各成分を分離
- 9.5 メソッドの説明
- 第10章 フィルタ処理
- 10.1 画像反転
- 10.2 ブラー処理
- 10.3 ガウシアン処理
- 10.4 ラプラシアン処理
- 10.5 Sobel処理
- 10.6 Canny処理
- 10.7 メソッドの説明
- 第11章 二つの画像の合成
- 11.1 二つの画像の加算
- 11.2 二つの画像の差分
- 11.3 二つの画像の論理和
- 11.4 メソッドの説明
- 第12章 動画処理
- 12.1 動画表示
- 12.2 動画表示・改良版
- 12.3 グレイスケールで表示
- 12.4 輝度平滑化
- 12.5 Canny処理
- 12.6 映像の保存
- 12.7 画像処理後の映像の保存
- 12.8 動画ファイル情報表示
- 12.9 メソッドの説明
- 第13章 オブジェクト検出
- 13.1 オブジェクト検出
- 13.2 動画のオブジェクト検出
- 13.3 メソッドなどの説明
- 第14章 ベンチマーク
- 14.1 加算
- 14.2 乗算
- 14.3 対数
- 14.4 eのべき乗
- 14.5 総和
- 14.6 最大値・最小値
- 14.7 ブラー処理
- 14.8 GT520のベンチマーク
- 14.9 OpenCVのメソッドを使用した時間計測クラス
- 14.10 GPU上のメモリ観察
- 14.11 メソッドの説明
- 第15章 非同期プログラミング
- 15.1 同期型
- 15.2 単純な非同期型
- 15.3 非同期型で完了を問い合わせ
- 15.4 メモリ移動を非同期型で
- 15.5 GPU・CPU間の相互メモリ移動を非同期型で