本書の記載内容について追加情報があります。
こちらを参照してください。
本書は、HTML5とJavaScriptを用いて画像処理の基礎から、簡単な2次元のARアプリケーションの作成までを「初心者向け」に説明したもので、大妻女子大学社会情報学部情報デザイン専攻での3年生の講義をまとめたものです。
講義では種々の事情からC言語を用いて講義を行いました。本書は以下の理由からそれをHTML5とJavaScriptに置き換えてあります。
(1)Webブラウザで実行することができるため、PCだけでなく、タブレットやスマホなど、さまざまな環境で画像処理を試してみることができる。
(2)動画やWebカメラの扱いが非常に簡単。UIとの組み合わせが楽。
(3)特別なエディタや開発環境を必要としない。
特に(2)は大きく、これまでの画像処理の本は主に静止画をベースにしたものが多いのですが、本書は動画をベースにする方法を示すことでアプリケーションの幅をさらに広げることができるのではないかと思います。
巻末301ページにプログラムの実行環境設定の説明の
http://www.st.rim.or.jp/~nakata/
はサポートがなくなったようです。
他のWebサーバをインストールされてください。
例えば、apacheが有名です。
apacheのインストールは
https://www.apachefriends.org/jp/index.html
でxamppをインストールするのが一番楽です。
また、それができない場合は、もう1つの方法はフリーのレンタルサーバを利用されてみてください。
https://www.xfree.ne.jp/manual/man_order_user.php
ChromeでのcreateObjectURL
廃止に伴い、第6章のサンプルコード「Capture.js」(本文p.153、リスト6.5)の末尾部分を下記のように変更してください。
// カメラからの画像を取得する navigator.getUserMedia({'video': true, 'audio': false}, function(stream) { video.srcObject = stream; // Chrome // video.src = window.URL.createObjectURL(stream); Chrome以外 }, function(error) { alert('エラー: ' + error); } );
同様に、「CaptureReverse.js」(本文p.155、リスト6.6)の末尾部分を下記のように変更してください。
// カメラからの画像を取得する navigator.getUserMedia({'video': true, 'audio': false}, function(stream) { video.src = window.URL.createObjectURL(stream); // video.mozSrcObject = stream; }, function(error) { alert('エラー: ' + error); } );