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Unityマスターブック
3Dゲームエンジンを使いこなす

著者製作の「Unityマスターブック PV」(YouTube)

本書の記載内容について訂正があります。
こちらを参照してください。

本書について

 私がUnityに出会ったのは2010年の夏でした。自身の研究に必要だったためいくつかの3次元開発ツールを試していたのですが、触ってすぐにUnityの素晴らしさに心を奪われてしまいました。ゲームの開発など初めての経験だったのですが、Unityが公開している3D Platformer Tutorialをひと通りやり終えた頃には、ゲームを作ることで学べることの多さに驚き、大学の講義に取り入れたいと思うようになっていました。これまでに2学期ほどUnityでのゲーム開発を題材とした講義を行ってきました。講義を通して30近くのゲームが完成しています。そこから個人的にUnityGamesというウェブサイトを立ち上げるパワフルな学生も登場してくれました。とりあえず、大成功!と自画自賛しています。

 学生に教える上で、日本語の資料はほとんど皆無の状態だったため、チュートリアルやドキュメントの日本語化に取り掛かりました。ある程度進んだところでUnity社に公開の許可を尋ねると、非公式と記述すれば大丈夫との返事をもらいました。喜んで公開したのが1年ほど前です。その後、横浜でUnity社のCEOデビットとお会いする機会(Unity社からメールが来て会わないか? と言われたときは飛び上がりそうになりました)もあり、今日までUnityの大ファンとして楽しく利用しています。

 Unityはゲーム開発プラットフォームです。3Dにも2Dにも幅広く使うことができます。また、ゲーム以外の開発にも広く使われています。世界で一番敷居の低いゲーム開発プラットフォームであることは間違いがないでしょう。

 本書はUnityの基礎、チュートリアル形式のゲーム開発、アドバンストの3部構成になっています。チュートリアルゲームの内容は3D Platformer Tutorialから強く影響を受けています。個別の機能も大切ですが、ゲーム開発の雰囲気を感じることが上達への第一歩だと思い、このような内容になりました。少し難しいと感じるところもあるかもしれませんが、頑張って最後までたどり着けば、皆さんはきっとクリエイターの仲間入りをしていることでしょう。

目 次

プロジェクトファイル

本書掲載のプロジェクトファイルをダウンロードすることができます

ダウンロード(ZIPアーカイブ 617.1MB)

■正誤表■ 2011/9/27

本文の内容に誤りがありました。 お詫びして訂正いたします。

P.13 図2.8のキャプション
「Welcom To Unity」ウィンドウ
「Welcome To Unity」ウィンドウ

P.48 図4.19 
以下の図に差し替える。

image

P.92 下から1行目
 ーからCharacter Controlleコンポーネントの値を変更して行います。
 ーからCharacter Controllerコンポーネントの値を変更して行います。

P.97 上から9-14行目
 Private@Idle
 Pirate@Idle
 Private@Walk
 Pirate@Walk
 Private@Run
 Pirate@Run
 Private@Jump
 Pirate@Jump
 Private@Attack
 Pirate@Attack
 Private@Damage
 Pirate@Damage

P.109 上から7行目
スクリプトを以下に差し替える。
public static Respawn currentRespawn;

P.109 下から7-8行目
スクリプトを以下に差し替える。
currentRespawn = GameObject.Find("LevelStatus").GetComponent().initialRespawn;

P.124 上から1-4行目
スクリプトを以下に差し替える。
void OnGUI(){ if(GUI.Button( new Rect(50, 50, 100, 20), "Start Game") ) Application.LoadLevel("FirstLevel"); //レベルの読み込み }