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64ビット徹底活用
Win64 APIシステムプログラミング

本書の記載内容について訂正があります。
こちらを参照してください。

本書について

 ついにWindowsでも、本格的に32ビットシステムから64ビットシステムへの変革がはじまりました。
64ビット化によって何が変わるのでしょうか。狭義的には、使えるメモリが大幅に増えるということに尽きます。64ビット化して、すぐに効果を実感できるのは、搭載メモリを有効に使えるようになることです。
 これまでにも、扱える情報量や処理速度が増大することによって、コンピューターの利用形態は変化してきました。かつて、MS-DOSの640KBの中でアプリケーションソフトウェアを実現していた時代や、Windows 95の出現時にアナログの回線を使ってPPPでインターネットを使っていた時代に、どれだけの人が現在のようにインターネットで動画を鑑賞することを想像できたでしょうか。それに匹敵する変革が、今後64ビットシステムによってもたらされるでしょう。
 これまでには考えられなかったアプリケーションソフトウェアや利用法の出現を期待しつつ、本書が、読者の方々の64ビットプログラミングを始めるよいきっかけとなることを望みます。

本書の対象読者は次の方々です。
・32ビットプログラミングから、64ビットプログラミングに移行したいプログラマ。
・Windowsプログラミングを一通りマスターし、次のステップであるシステムプログラミングに移行したいプログラマ。
・スレッドやプロセスなどを効率的に組み合わせ、パフォーマンスプログラムに挑戦したいプログラマ。

目 次

■正誤表■

本文の内容に誤りがありました。 お詫びして訂正いたします。

p.88、9行目

wsprintf(testMsg," マウスクリックの回数=%d",count);


wsprintf(testMsg," マウスクリックの回数=%d",count);

p.96、下から5行目

while( GetMessage( &msg, NULL, 0, 0 ) != 0 )


while( GetMessage( &msg, NULL, 0, 0 ) > 0 )

p.152、図4.5先頭ブロック

BITMAPINFOHEADER


BITMAPFILEHEADER