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組込みシステムって何だ?

開発の現場から見る現状と未来

本書について

 これからの情報システムは、膨大な情報の中から必要な情報だけを自立的に抽出し、これまで以上に高度化する利用者の要求を満たす必要がある。これらの要求を満たすために、今後の組込みシステムはネットワーク化に完全対応するための3つの変化を迫られると思われる。

(1)知性がある
情報システムに不慣れな利用者であっても、自身の意図や要求を伝えることでシステム全体を理解し、利用者が満足できるサービスを提供する。

(2)成長する
利用者の行動や取り巻く状況の変化を監視し、新たなサービスやシステムの更新、変更を利用者の負担なく行う。

(3)安心できる
災害や障害が発生しても、利用者の要求に対してサービスを継続提供する。

 これらの変化にともない、今後の社会はますますシステムに依存するようになる。複雑な操作やストレスを感じることなく、誰もが安心・安全に情報システムを利用できる環境を実現するには、言語や文化、身体能力などのコミュニケーションの壁を打破する技術の確立が不可欠である。  これらのシステムや技術を支えるのは組込みシステムであり、我々が培ってきた品質である。

—本文より抜粋

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