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三四郎2005 関数リファレンスマニュアル
著者 門脇 香奈子
判型 B5変型判、208頁
本体価格 1,400円
ISBN 978-4-87783-167-7

本書について

 本書は、表計算ソフト「三四郎」に用意されている関数の使用例を紹介したものです。
 関数というと、「数値の計算をするもの」というイメージを持つ人も多いでしょう。しかし、実際には、関数は、数値をどうこうするだけのものではありません。文字や日付のデータを整理したり、手を加えたりするにも関数の存在は不可欠なのです。
たとえば、“ある支店コードの先頭3文字だけをここに表示したい”とか。“ある日付データの2ヶ月先の日付をここに表示したい”。といった場合。これらの要望も、関数の存在さえ知っていれば、簡単に目的のデータを得ることができます。
つまり、表計算ソフトで作る表であれば、どのような表であっても関数を活用できる機会があるのです。
 本書は、できるだけシンプルな使用例を示し、1つの関数を1ページ、または2ページ内で紹介しています。
 もちろん、はじめから読み進める必要はありません。必要なときに、目次から関数名を探し、1〜2ページだけを読めば、使い方がわかるようにしています。

目 次

第1章 知っておきたい基本知識

1-01 関数とは
1-02 式を入力するには
1-03 式をコピーするには
1-04 関数を組み合わせて使うには
1-05 エラーが表示されたら
1-06 演算子について

第2章 データを集計する・分析する(統計関数・統計解析関数)

2-01 数値を合計を求める Sum 統計
2-02 論理値・文字列を含んだセル範囲の数値の合計を求める SumAll
2-03 ○列おき、○行おきに数値の合計を求める SumStep
2-04 ○列おき、○行おきに、論理値・文字列を含んだセル範囲の合計を求める SumStepAll
2-05 数値の平均を求める Avg
2-06 論理値・文字列を含んだセル範囲の数値の平均を求める AvgAll
2-07 ○列おき、○行おきに数値の平均を求める Avg Step
2-08 ○列おき、○行おきに、論理値・文字列を含んだセル範囲の平均を求める AvgStepAll
2-09 データが入っているセルの個数の合計を求める Count
2-10 空白セルの個数の合計を求める CountBlank
2-11 指定した文字と一致するデータが入力されているセルの個数の合計を求める CountExact
2-12 数値データが入っているセルの個数の合計を求める CountNum
2-13 数値の最大値を求める Max
2-14 論理値・文字列を含んだセル範囲の数値の最大値を求める MaxAll
2-15 数値の最小値を求める Min
2-16 論理値・文字列を含んだセル範囲の数値の最小値を求める MinAll
2-17 順位を求める Rank
2-18 数値の標本標準偏差を求める Std
2-19 論理値・文字列を含んだセル範囲の数値の標準標本偏差を求める StdAll
2-20 標準偏差を求める StdP
2-21 論理値・文字列を含んだセル範囲の数値の標準偏差を求める StdPAll
2-22 数値の標本分散を求める Var
2-23 論理値・文字列を含んだセル範囲の数値の標本分散を求める VarAll
2-24 数値の分散を求める VarP
2-25 論理値・文字列を含んだセル範囲の数値の分散を求める VarPAll
2-26 大きい方から数えて○番目のデータを求める Large
2-27 小さい方から数えて○番目のデータを求める Small
2-28 数値の中央値を求める Median
2-29 頻繁に出現する値を求める Mode
2-30 中央付近の平均値を求める TrimMean
2-31 上位○%に入る値を求める Percentile
2-32 百分率を使った順位を求める PercentRank
2-33 四分位数を求める Quartile

第3章 数値を自在に操る・数値の計算をする(算術演算関数・エンジニアリング関数)

3-01 数値を四捨五入する  Round
3-02 数値を切り捨てる RoundDown
3-03 数値を切り上げる RoundUp
3-04 指定した数値以下の最大数を求める Int
3-05 数値を切り捨てる Trunc
3-06 数値を表す文字列を数値に変換する Value
3-07 数値の絶対値を求める  Abs
3-08 基準値の倍数になるように切り捨てる(公倍数化) Floor
3-09 数値の整数部を求める Ip
3-10 数値の小数部を求める Fp
3-11 円周率(=3.14159265358979)を返す Pi
3-12 べき乗した値を求める Power
3-13 平方根を求める Sqrt
3-14 乱数を求める Rand
3-15 使用する関数を番号で指定して計算する SubTotal
3-16 数値の単位を変換する Convert
3-17 2つの値が等しいかどうか判定する Delta
3-18 引数に指定した数値が、基準値以上かどうかを判定する Gestep

第4章 条件に合ったデータを集計する(データベース関数)

4-01 データベース関数の基本を知る
4-02 指定した範囲内で検索したレコードの合計を求める DSum
4-03 指定した範囲内で検索したレコードの平均を求める DAvg
4-04 指定した範囲内で検索したレコードのうちデータが入力されているセルの個数を求める DCount
4-05 指定した範囲内で検索したレコードのうち数値が入力されているセルの個数を求める DCountNum
4-06 指定した範囲内で検索したレコードの最大値を求める  DMax
4-07 指定した範囲内で検索したレコードの最小値を求める DMin
4-08 指定した範囲内で検索されたレコードが1つのとき、特定の項目に入力されている値を求める DGet
4-09 指定した範囲内で検索したレコードの標本標準偏差を求める DStd
4-10 指定した範囲内で検索したレコードの標準偏差を求める DStdP
4-11 指定した範囲内で検索したレコードの標本分散を求める DVar
4-12 指定した範囲内で検索したレコードの分散を求める DVarP

第5章 文字列を自在に操る(文字列操作関数)

5-01 先頭から指定した文字数分の文字列を取り出す Left
5-02 先頭から指定のバイト数分のデータを取り出す  LeftB
5-03 末尾から指定した文字数分の文字列を取り出す Right
5-04 末尾から指定したバイト数分のデータを取り出す RightB
5-05 文字列の指定した文字位置から、指定した文字数分の文字列を取り出す Mid
5-06 データ中の指定したバイト位置から、指定したバイト数分のデータを取り出す MidB
5-07 文字列の文字数を返す Len
5-08 文字列またはバイナリデータのバイト数を返す LenB
5-09 文字列検索を行い、文字位置を返す Find
5-10 文字列検索を行い、バイト位置を返す FindB
5-11 文字列の中の指定した文字位置から、指定した文字数分の文字列を、別の文字列に置換する Replace
5-12 データ中の指定したバイト位置から、指定したバイト数分のデータを、別のデータに置換する ReplaceB
5-13 文字列1から 文字列2を検索し、文字列3に置き換える Substitute
5-14 全角文字を半角文字に変換する Han
5-15 半角文字を全角文字に変換する Zen
5-16 全角ひらがなを全角カタカナに変換する Kata
5-17 全角カタカナを全角ひらがなに変換する Hira
5-18 大文字のアルファベットを小文字のアルファベットに変換する Lower
5-19 小文字のアルファベットを大文字のアルファベットに置き換える Upper
5-20 アルファベットの先頭文字を大文字に、残りを小文字に変換する  Proper
5-21 引数に指定された値を数値に変換する Num
5-22 算用数字を漢数字文字列に変換する JNum
5-23 引数で指定した値を文字列に変換する Str
5-24 数値を文字列に変換する String
5-25 引数に指定された値を指定した書式に従って文字列に変換する Using
5-26 連続したスペースを1個の半角スペースに置き換える Trim
5-27 文字列の先頭のスペースを削除する LTrim
5-28 文字列の末尾のスペースを削除する RTrim
5-29 文字に対応するコード番号を求める Code
5-30 コード番号に対応する文字を求める Char
5-31 2つの文字列を比較する Exact
5-32 データを繰り返して連結する Repeat
5-33 文字を○文字ずつ区切り○つ目に位置する文字を返す  Fold

第6章 日付や時刻の計算をする(日付時刻関数)

6-01 シリアル値について
6-02 現在の日付のシリアル値を求める Today
6-03 現在の日付を返す ThisDate
6-04 現在の日付・時刻のシリアル値を返す Now
6-05 現在の時刻のシリアル値を返す NowTime
6-06 現在の時刻を返す ThisTime
6-07 日付からシリアル値を返す(1) Date
6-08 日付からシリアル値を返す(2) Date2
6-09 日付と日付との経過期間を返す DateDiff
6-10 日付を表す文字列からシリアル値を返す DateValue
6-11 シリアル値の年(西暦4桁)の情報を返す Year
6-12 シリアル値の月(1〜12)の情報を返す Month
6-13 シリアル値の日(1〜31)の情報を返す Day
6-14 指定した時刻からシリアル値を返す Time
6-15 時刻からシリアル値を求める Time2
6-16 時刻間の経過時間を返す TimeDiff
6-17 時刻(日時)を表す文字列からシリアル値を返す TimeValue
6-18 シリアル値の時刻の時(0〜23)の情報を返す Hour
6-19 シリアル値の時刻の分(0〜59)の情報を返す Minute
6-20 シリアル値の時刻の秒(0〜59)の情報を返す Second
6-21 いつからいつまでの経過日数が、1年間に対して占める割合を求める YearFrac
6-22 日付の曜日を0(月曜日)から6(日曜日)の値で返す Ayoubi
6-23 日付の曜日を1(日曜日)から7(土曜日)の値で返す Weekday
6-24 日付の曜日を1(日曜日)〜7(土曜日)の数値で返す DayOfWeek
6-25 指定された日付が、その年の第何週目かを返す  WeekNum
6-26 指定したシリアル値を、和暦の日付文字列に変換する Nengo
6-27 開始日を基準に○ヵ月後(○ヶ月前)の日付のシリアル値を返す EDate
6-28 開始日を基準に○ヵ月後の月末(○ヶ月前の月末)の日付のシリアル値を返す EoMonth

第7章 データを参照する(セル参照関数)

7-01 指定した範囲の一番左の列を参照して、検索値に一致する値を返す  VLookup
7-02 指定した範囲の一番上の列を参照して、検索値に一致する値を返す HLookup
7-03 検索範囲内で検索値に一致する先頭からの位置と同じ位置にある選択範囲内の値を返す Lookup
7-04 表の行見出しと列見出しを指定し、その位置にある値を返す Sindex
7-05 列番号と行番号を指定し、その位置にある値を返す  Index
7-06 値のリストの中から、指定される順番の値を返す  Choose
7-07 指定した範囲の中で条件式を満たすセルの集合を返す Search
7-08 セルの属性を返す Cell
7-09 セルの列番号を返す Col
7-10 セルの行番号を返す Row
7-11 範囲に含まれる列数を返す Cols
7-12 範囲に含まれる行数を返す Rows
7-13 指定したセル範囲の四隅のうち、指定した場所のセルの値を返す Corner
7-14 セルに入力されている文字列を返す GetCellString
7-15 指定したセルの値を返す GetCellValue
7-16 セル参照を表す文字列を指定して、その参照先のセルの値を返す  Indirect

第8章 データを判定する(論理関数)

8-01 条件を指定して実行する処理を分岐する If
8-02 式が空値かどうかを判定して論理値で返す IsBlank
8-03 式が論理値かどうかを判定して論理値で返す IsBool
8-04 参照先のセルに値があるかどうかを判定して論理値で返す IsData
8-05 値が「NA(未定値)エラー」以外のエラーかどうかを判定して論理値で返す IsErr
8-06 値が「NA(未定値)エラー」かどうかを判定して論理値で返す IsNa
8-07 値が文字列以外かどうかを判定して論理値で返す IsNonString
8-08 式が数値かどうかを判定して論理値で返す  IsNumber
8-09 式が文字列かどうかを判定して論理値で返す IsString
8-10 エラー値「NA(未定値)エラー」を返す Na

第9章 お金の試算をする(財務関数)

9-01 定期積立金の満期額を求める FV
9-02 借入金の返却額を求める PMT
9-03 利息分の返済額を求める Ganri
9-04 投資の原価換算額を求める PV
9-05 定期積立金が目標額に達するまでの期間を求める Term
9-06 元金が目標に達するまでの期間を求める  Cterm

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