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先輩が教えるシリーズ13
効果的な論文発表のための
PowerPoint2007徹底ガイド
研究発表に使える実践テクニック
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著者 相澤 裕介
判型 B5変型判、224頁
本体価格 2,500円
ISBN 978-4-87783-154-7 |
本書について
大学のゼミに所属すると、単に講義を聴講するだけではなく、自分で物事を研究して発表する機会が増えてくると思います。このときに必須となるのが、本書で解説するPowerPointです。通常、何らかの発表を行うときは、その概略をまとめたスライドを示しながら発表内容を口頭で説明していきます。もちろん、発表で使用するスライドは事前に作成しておかなければいけません。このスライドを“迅速”かつ“快適”に作成できるソフトウェアがPowerPointです。そのほか、PowerPointは発表当日にも大いに活用できます。ただし、いずれの場合も“PowerPointの利用方法をひととおり習得していること”が大前提となります。
大学や専門学校において、自分が研究しているテーマを深く追求していくことは非常に大切なことです。しかし、それと同じくらいに大切なのが、研究成果を他の人々に分かりやすく伝えることです。発表の前準備となるスライド作成では、『いかにして発表内容を分かりやすく伝えるか?』に苦心するのが本筋といえるでしょう。ただし、PowerPointに不慣れであると、発表の内容よりもスライド作成そのものに時間を割いてしまうケースも否めません。これでは本末転倒です。このような事態に陥らないためにも、時間の余裕があるうちにPowerPointの操作方法を習得しておくことをお勧めします。
本書を手にした皆さんは、パソコンが得意な人もいれば、そうでない人もいるでしょう。でも、あまり気にする必要はありません。幸いなことに、PowerPointはさほど操作が難しくないソフトウェアといえます。慣れるまでの時間の差こそあれ、経験を積めば確実に習得できるレベルといえるでしょう。本当の意味で、PowerPointがスライド作成に使える“便利なツール”となるように、本書を活用していただければ幸いです。
目 次
第1章 PowerPointの基本
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1.1 論文発表とPowerPoint
1.2 PowerPointでできること
1.3 PowerPointの起動と終了
1.4 PowerPointの画面構成
1.5 プレゼンテーションファイルの保存
1.6 操作の取り消し
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第2章 スライド作成の基本操作
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2.1 タイトルスライドの作成
2.2 スライドの追加
2.3 コンテンツ領域の文字入力
2.4 箇条書きの指定と解除
2.5 スライドのデザイン
2.6 スライドの並べ替えと削除
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第3章 文字の編集
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3.1 文字編集の基本
3.2 文字の書式
3.3 段落の書式
3.4 数式の入力
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第4章 表の作成と編集
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4.1 表の作成
4.2 行/列の追加と削除
4.3 表内の文字の編集
4.4 表のデザイン
4.5 Excelで作成した表を利用する
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第5章 グラフの作成と編集
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5.1 グラフの作成手順
5.2 凡例の位置とグラフのデザイン
5.3 グラフの詳細を指定する
5.4 グラフツールの[書式]タブ
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第6章 SmartArtの作成と編集
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6.1 SmartArtとは…?
6.2 SmartArtの作成
6.3 図形の追加と削除
6.4 SmartArtのデザイン
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第7章 画像などの利用
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7.1 画像の挿入 148
7.2 クリップアートの挿入
7.3 図形の挿入 155
7.4 テキストボックスの活用
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第8章 論文発表とスライドショー
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8.1 スライドショーとリハーサル
8.2 アニメーションの指定
8.3 発表用原稿の作成
8.4 配布資料の作成
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第9章 覚えておくと便利な機能
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9.1 映像の挿入
9.2 ヘッダーとフッター
9.3 スライドショーの自動化
9.4 2つの数値軸があるグラフ
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