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先輩が教えるシリーズ12
数式作成に使う
Word2007活用法

著者 相澤 裕介
判型 B5変型判、144頁
本体価格 2,200円
ISBN 978-4-87783-153-0

本書について

 論文やレポートを作成するときは、Wordを使って文書を作成していくのが一般的です。このとき“意外な落とし穴”となるのが数式の入力です。特に理系の方は、数式を記述しなければいけない機会が多いと思います。「」のような簡単な数式であれば、「上付き」の書式を指定した“通常の文字”で入力することも不可能ではありません。では、以下のような複雑な数式はどうでしょう?


 これを“通常の文字”で入力するのは、ほとんど不可能ですね。かといって、数式を記述しないわけにもいきません。このような場合に活用できるのが「Word 2007」に標準装備されている「数式ツール」です。実は、上の数式も「数式ツール」を利用して作成した数式に過ぎません。
「数式ツール」は数式作成に特化されたツールであり、分数や根号、積分、総和、極限などを含む数式を簡単に作成できるのが特長となります。ただし、「数式ツール」を使いこなすには、その利用方法を確実に習得しておく必要があります。単なる数式入力であれば直感的な操作でも何とかなりますが、文中に数式を配置したり、数式に番号を付けたり…、となると、そうもいきません。「数式ツール」を使いこなすための知識と操作手順を身につけておく必要があります。

 本書は、「数式ツール」の基本的な利用手順から関連する応用テクニックまでを、幅広く解説した書籍です。数式の入力を必要とする皆さんが、“手元に置いておくと便利な一冊”として活用していただければ幸いです。

目 次

第1章 Wordと数式入力

1.1 Wordに数式を入力してみる
1.2 テキストボックスで数式を作成
1.3 フィールドコードを利用した数式
1.4 数式ツールで作成した数式

第2章 数式ツールの基本的な使い方

2.1 登録されている数式の挿入
2.2 自分で数式を入力する
2.3 数式の配置と削除
2.4 入力した数式をWordに登録する

第3章 数式の入力方法

3.1 文字の入力
3.2 分数の入力
3.3 上付き/下付き、べき乗根の入力
3.4 括弧の入力
3.5 積分、極限と対数、大型演算子の入力
3.6 アクセント、演算子の入力
3.7 行列の入力

第4章 数式入力に関連する機能

4.1 文中に数式を配置する
4.2 2次元形式と行形式
4.3 数式内の文字の書式
4.4 数式に番号を付ける
4.5 数式を途中で改行する
4.6 「Microsoft 数式 3.0」について

付録 記号と特殊文字、パーツの一覧

AP-01 記号と特殊文字の一覧
AP-02 各コマンドのパーツの一覧