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カットシステムの書籍のご案内

アセンブラ画像処理プログラミング
SIMDによる処理の高速化
表紙イメージ
著者 北山 洋幸/中田潤也
判型 B5変型判,664頁
本体価格 7,800円
ISBN 978-4-87783-139-4 C3004

本書について

 時代が進むにつれソフトウェアの抽象化は進み、ほとんどのソフトウェアエンジニアはハードウェアやCPUを意識しなくなりました。とはいえ、基礎を習得することは重要です。基礎を理解していれば、時代が変わりインプリメント法が変わろうと、新しい手法を理解するのに時間を必要としません。

 本書は、より興味深くCPUやアセンブリ言語を理解していただけるように、リファレンスよりアプリケーションに重きを置きました。退屈になりがちなアセンブリ言語の習得を、より興味深い方法で解説します。単純なCPUやアセンブリ言語の解説に留めず、アセンブリ言語を使用した画像処理やデジタルフィルタ、あるいは最新のSIMDやスレッドなどを利用したアプリケーションを開発します。最新のCPUを興味深く理解できる書籍です。

目 次

第1部 アセンブリ言語による画像処理プログラミング
第1章
ビットマップと図形の描画
1.1
ビットマップファイル
1.2
線を引く
1.3
画像の上に線を引く
1.4
四角形を描く
1.5
円を描く
1.6
スレッドを使って四角形を描く
第2章
アセンブリ言語による画像処理テクニック(I)
2.1
モノクローム変換
2.2
画像の輝度を半分にする
2.3
緑(Green)のみを抜き出す
2.4
色のビット数を変えて表示
2.5
画像の反転
2.6
画像の上下反転
2.7
水平エッジの検出
2.8
垂直エッジの検出
第3章
アセンブリ言語による画像処理テクニック(II)
3.1
ラプラシアンフィルタ
3.2
強調
3.3
ソフトフォーカス
3.4
エンボス
3.5
2つの画像の違いを検出
3.6
2つの画像の合成
第4章
C++とアセンブリ言語によるアプリケーション
4.1
モノクローム変換(C++、クラス)
4.2
画像の反転(C++、クラス)
4.3
ラプラシアンフィルタ(C++、クラス)
4.4
ラプラシアンフィルタ GUI版(C++、クラス)
4.5
ラプラシアンフィルタ GUIスレッド版(C++、クラス、スレッド)
4.6
ラプラシアンフィルタ GUIスレッド性能表示版(C++、クラス、スレッド、性能表示)
4.7
モノクローム変換 C++Builder版
4.8
2つの画像の違いを検出 C++Builder版
4.9
アルファブレンド C++Builder版
第2部 SIMD命令による処理の高速化
第5章
SMIDとは
5.1
SISD/SIMD/MISD/MIMD
5.2
IA-32におけるSIMD
第6章
MMX/SSE/SSE2の概要
6.1
MMX
6.2
SSE/SSE2
第7章
SIMDを用いた画像処理
7.1
アプリケーションの概要
7.2
タイムスタンプカウンタを用いた時間計測について
7.3
wxWidgetsについて
7.4
SIMD命令とアラインメント
7.5
フィルタ処理
7.6
空間フィルタ
第8章
SIMDを用いたデジタルフィルタ
8.1
FIRフィルタ
8.2
DCT
8.3
IDCT
8.4
性能評価
8.5
さらなる性能向上のために
索引

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