■MITアテナプロジェクトのすべて〜大規模分散システムに挑んだ先駆者たちの記録〜

ISBN: 978-4-87783-017-5 C3004

著者    George A. Champine
監訳者   森崎正人
訳者    森崎正人,豊沢聡
判型    A5判,352頁,上製本
本体価格 2,600円

 表紙         

 本書の特徴      

 アテナは、1980年代にマサチューセッツ工科大学(MIT)、DEC、IBMの産学が協同で取り組み、MIT全学に大規模な分散コンピュータシステムの導入を目指した一大プロジェクトです。アテナは、今では当たり前になったTCP/IPベースのクライアント・サーバーモデルへの先駆な試みであり、(規模の大小を問わず)ほとんどの組織で構築されているネットワークシステムの基盤になっています。また、Xウィンドウシステムやネームサービスなど、今やUNIXの世界では標準となっている成果物を多く残しています。

 本書は、当時DEC代表の責任者としてアテナプロジェクトに参画した著者が綴った、「メーキング・オブ・アテナ」の記録です。MITはどのような背景で分散システムを必要とし、いかにして資金を募り、DEC/IBMとともに産学協同プロジェクトを運営していったのか──。さらに、プロジェクトを軌道に乗せるまでにどのような問題に直面し、それを解決していったのかなど、アテナの取り組みと試行錯誤の8年間を組織的な面からだけでなく、技術的な面からも深く紹介しています。

 コンピュータが進化し、ネットワークが普及した今こそ、本書は「当時の最先端技術」を知る貴重な資料として、多くの読者に気軽に読んでいただける内容になっています。

 主要目次       

序文
  まえがき
第1部「開発」
  第1章   ビジョンの創出
  第2章   ビジョンから現実へ
第2部「教授法」
  第3章   教育システムとしてのアテナ
  第4章   プロジェクトと教職員の関係
第3部「技術」
  第5章   分散システムとしてのアテナ
  第6章   アテナのツールと分散サービス
  第7章   アテナ・マルチメディアワークステーション計画
第4部「運営」
  第8章   生活の場でのアテナ
  第9章   プロジェクトの財務と組織
  第10章  評価
  第11章  アテナは何処へ

  付録I   アテナの展開
  付録II  アテナシステム設置ガイドライン
  付録III 教育コンピュータ環境でのその他の話題
  付録IV  アテナ規則集
  付録V   アテナプロジェクトへの寄贈者一覧
  付録VI  アテナプロジェクト報道発表文


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